バレンタイン/sy ページ37
「シャオさんシャオさん」
「んーなんやぁ??」
「そろそろ離してくれない??」
そういって体に巻きついてる腕を
ぐっと押すと
えぇーと言いながらも素直に離してくれる。
「シャオさんなんで来ちゃったの」
「来ちゃダメだったん?!」
そう、あまり来て欲しくはなかった。
というのも、今僕は生チョコを作ってる最中で
その生チョコはシャオさんにあげる予定だったからだ。
「サプライズが良かったのに」
ボソッと言うと
案の定聞こえなかったみたいで、
「え、なに??なんかいった?」
というのでそれを無視して
綺麗にラッピングしていく
初めて作ったにしては
なかなか上手にできた
そのチョコが入った箱を
こちらをじっと見てたシャオさんに押し付ける
「シャオさん、どーぞ」
「そんな不機嫌に言わんとってなぁー」
「ありがとう」
頬を軽く膨らませて文句を言いながらも
次の瞬間には満面の笑みで礼をいうシャオさん
いつもありがとうって付け足せば
ぱぁって輝かせながら
「A可愛いなぁ」って言いながら
頭をわしゃわしゃする。
どっちかというと、わしゃわしゃされるのは
シャオさんな気がして
お返しとばかりにわしゃわしゃすれば
相手も仕返しとばかりにわしゃわしゃしてくる。
これ、あれだ。傍から見たら
ものすごくスピードで頭撫であってる馬鹿みたいな構図だ。
そんなこと考えながらも
何気楽しいこの時間を
幸せに感じて
いつまでも続ける。
「はぁ…これ以上やると禿げそう」
そういって互いに手を止め
相手を視界に捉えて同時に吹き出す
「Aww髪ボサボサwwwww」
「シャオさんこそw」
指摘されたから指摘し返すと
あ、ほんまやwと笑いながら
手櫛で整えてく。
僕も髪を軽く整えて
お互いちょっと直んない髪のハネを笑って
お腹が痛くなるまで笑いあって
ゆっくり息を吐いて
ようやっと落ち着く
「A」
「Aが作ってくれたチョコで一緒にお茶しーひん??」
「いいよ。」
後日、食堂で頭を撫であってた光景を
監視室にいたロボロと鬱先生に見られてたことを知り
その間、二人から異様に頭撫でられる意味を
僕は知ったのだった
ラッキーカラー
あずきいろ
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猫好き - ベーコンレタス美味しいよね！( ＾∀＾)腐腐腐… (2018年12月22日 12時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
still(プロフ) - 翔也さん» わわ!ありがとうございます!!ヽ(；▽；)ノ嬉しいです…!更新頑張りますね!! (2018年1月12日 21時) (レス) id: 2ef8bb6664 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年1月12日 21時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すー | 作成日時：2018年1月8日 23時
