軽い音 ページ13
そんな楽しい会話を楽しんでいると、
突然響いた、ビーーという音。
「ん、あ、ちょっと待ってな」
どうやらロボロさんの耳についてた機械からの音のようで。
「……あれ、なんですか?」
聞いたら、青さんもとい鬱先生が教えてくれた。
「あれ?インカムっていうんよ。離れた所の仲間の声とか聞こえんの」
「便利ですね……?」
そうかもねぇ、と、ポケットからタバコを取り出す鬱先生をみて
しんぺい神さんが匂いつくからこっちおいでと
手招きしてくる。
呼ばれているから、行こう。
ｱｧﾝﾁｭﾒﾀｧｲという鬱先生の変な声を後ろに、歩いた瞬間。
パァンという軽い発砲音が聞こえた。
「!?」
聞きなれないその音。
一瞬で身体がグンッと引っ張られる感覚があった。
どうやら目の前だったしんぺい神さんが僕の腕を引っ張ったようで、
結構強い力で引っ張られ、よろけてしまう。
そのまま前に居たしんぺい神さんとかが
僕の顔に手を添え、自分の胸に押さえつけると、
優しく
「目瞑っててね」
の声が上から降ってきたから、
そのまま顔を埋め、じっとしてたら
すぐ後ろから、ちょっとだけ違うけれど、
同じ軽い発砲音が聞こえる。
真後ろからしたその音に肩を震わせると
背中をさすられて、
ちょっとしたら、いいよって声が降ってくる。
恐る恐る顔をあげたら
さっきと変わらない光景があったからちょっと安心した。
「鬱先生ナイスエイムでーす」
ロボロさん鬱先生がハイタッチをしてるの見てたら
視線を感じたのかロボロさんがこっちをみてちょっとぎょっとする。
「あれ!?Aくん大丈夫!?!?」
「へ……?」
なんのことか首を傾げると、ロボロさんが
さりげなく僕のことを後から抱きしめてたしんぺい神さんを指さして、そいつ危ないやつだから、と一言。
良くわかんなくて上を見上げるとにっこり笑う(口元しか見えないけど)しんぺい神さんがいたから
とりあえず笑い返したら
Aくんは可愛いねーと言いながらほっぺをムニムニされた。
正体不明の恐怖はきっと気のせいだろう。うん。
ラッキーカラー
あずきいろ
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猫好き - ベーコンレタス美味しいよね！( ＾∀＾)腐腐腐… (2018年12月22日 12時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
still(プロフ) - 翔也さん» わわ!ありがとうございます!!ヽ(；▽；)ノ嬉しいです…!更新頑張りますね!! (2018年1月12日 21時) (レス) id: 2ef8bb6664 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年1月12日 21時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すー | 作成日時：2018年1月8日 23時
