ナイトジュエリー 5nd

絆のダイヤモンド ページ36

『絆の宝石…だと』



マカライトは自身の目を疑う



先程まで立つのがやっとであったナイトジュエリーがしっかりと立っていたのだ



『奇跡が…起きた』



「…ナイトジュエリーと守護精たちの絆がダイヤモンドに届いたんだ」


ダイヤモンドは手元の宝石を見る



それはブラックダイヤモンドでは無く、綺麗なダイヤモンドとなっていた



『だが…もう戦えないであろう!!』



マカライトはまた、急降下して9人めがけて突進してきた



「…伊野尾!!」



「はいよ、知念」



「任せて」



知念と伊野尾が先程のようにアームでマカライトを抑えようとする



『何度やっても同じこと!!』



マカライトは勢いよくぶつかっていった



















「…嘘」



アームには傷1つつかなかった



逆にマカライトの方にダメージが入る



「ダイヤモンドはこの世で1番硬い。…今なら鱗も気にしないで攻撃できる!!」



山田の声に薮、高木、八乙女、有岡、中島が武器を構えた



『このっ…貴様らァ!!』



マカライトは怒り、空高く飛んでいく



炎の攻撃をしようとしているのだろう



「…狙える？」



「朝飯前」



八乙女の問に薮は引き金を引いて答える



銃弾は確実にマカライトを捉えたのだ



『ぐぁぁぁぁあああああ!!』



マカライトの高度が下がる



それを気に残りの遠距離部隊も攻撃を続ける



「やまちゃん!!」



「圭人!!」


山田と岡本はマカライトに攻撃が届く範囲に来ると呼吸を合わせて一斉に攻撃した



「…最後…行こうか」



その言葉に全員が頷いた






















それぞれの宝石を胸元に掲げる



「情熱のルビー」
「愛のクンツァイト」





「癒しのアクアマリン」
「感情のエメラルド」





「幸福のオパール」
「意志のサファイア」



「真実のアメジスト」
「信念のシトリン」



「太陽のペリドット」
「「絆のダイヤモンド」」



すると10個の宝石は空高く上り、大きな宝石となる



「奥にしまった涙で花が咲きますように」



「エターナル・スプリンドーレ!!」



その宝石はマカライトを包み込んだ



『ああああぁぁぁぁ!!』



マカライトは悲鳴をあげる



マカライトを包み込んだ宝石がまた空高く上り、砕け散った


その光景を全員はただただ見ていただけであった

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