理不尽 ページ9
「……終わり、だ」
まだ少し赤い顔で、不機嫌そうに先生は呟いた。
「はい」
大人しく離れようとすると、壁の方に追い詰められる。
「……仕返し」
「……先生が許可したからやったんですよ」
「…………知らん」
理不尽な人だ。
先生は私の首筋を軽く噛み始め、やがてどんどん強くしていく。
「……い、痛、……いった！！先生！！」
何箇所からか血が滲んでいる、気がした。
先生は、僅かに粘性のある液体の入ったら瓶を取り出し、自分の手の上に広げた。
「……え、待ってください。それ塗るとか言いませんよね」
「塗る」
「……どうなるんですか」
「すぐわかる」
先生はやっといつもの余裕を取り戻したように笑い、優しく私の首に薬を塗る。
暖かい手の平が、何度も首や肩を往復していくのは心地がよくて、私は目を細めた。
「……あったかい」
「そうか」
いや、あつい。
身体をじわじわと熱が広がっていく。
「……ところで、身体に電流を流した経験はあるか？」
「！？！？」
先生の不穏な一言に、私は首を全力で振った。
「待ってろ。機械を取ってくる」
平然とそう言って部屋を出ていった先生に、私は唖然とした。
サイコパスか？
私はこっそりと部屋を抜け出し、走った。
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Niko(プロフ) - 続きがある......！まさかまた続きが読めると思わなくて驚きと感動で胸がいっぱいです......！ (7月24日 1時) (
レス) @page34 id: e6a8d0ae57 (このIDを非表示/違反報告)
チップ - すごく楽しみです！更新待ってます^_^ (2021年12月12日 22時) (レス) id: d533d9fa91 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki(プロフ) - ドキドキする展開です！続きが気になります^ ^ (2019年1月25日 1時) (レス) id: 2709160c1d (このIDを非表示/違反報告)
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