罰ゲーム ページ5
負けた。
あと一手だったのに。
「……お前、強いな」
「嫌味ですか？」
「いや。俺ボードゲームとかトランプは強いから、ここまで接戦になったのは久しぶりだ」
私はため息をついて両手をあげる。
「……はあ。大人しく言うこと聞きますよ」
先生は微笑んだ。
「俺が勝ったら言うこと聞けなんて言ってないがな」
「あ」
「でもお前がそんなに乗り気なら、仕方ない」
先生はしばらく思案していた。
「……今から一時間、猫の真似をして貰おうか」
「噛み付くのはありですか？」
「ナシだ。飼い主に従順な猫で頼む」
私は舌打ちした。
「それじゃ、はじめようか。……返事は？」
無視しようかとおもったが、目が怖いので諦める。
「……にゃあ」
「よろしい」
……顔から火が出そうだ。
先生は何度か私の頭を撫でて、その後、首の下に触れた。
「っ、ふ、」
危なく人語を話すところだった。
「気持ちいいかー？」
「……に、にゃー」
ちくしょう！一時間が過ぎたら罵倒してやる！
先生の手は優しく首の後ろをなで、今度は背中を撫で始めた。
「……っ、にゃ、」
だめだ、恥ずかしくて死にそう。
必死に唇を噛んでいると、先生の手が尾てい骨に触れる。
「猫は、ここが好きなんだっけ？」
少し強めに、グリグリと刺激され、悲鳴を上げた。
「ひぃっ、にゃあ、ぁあ！！」
「おー。気持ちよさそうだな」
もっと触ってやる、とカリカリと引っ掻かれ、背中を反らせてしまう。
「ん、んゃ、にゃあっ、」
「こんな所に触れられてよろこぶのは猫だけだもんな、A」
私は必死に首を振った。
「ん？気持ちよくないか？」
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Niko(プロフ) - 続きがある......！まさかまた続きが読めると思わなくて驚きと感動で胸がいっぱいです......！ (7月24日 1時) (
レス) @page34 id: e6a8d0ae57 (このIDを非表示/違反報告)
チップ - すごく楽しみです！更新待ってます^_^ (2021年12月12日 22時) (レス) id: d533d9fa91 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki(プロフ) - ドキドキする展開です！続きが気になります^ ^ (2019年1月25日 1時) (レス) id: 2709160c1d (このIDを非表示/違反報告)
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