観覧車 Eve side ページ41
さっきまで明るかったのに
もう陽は落ちて
僕の誕生日もそろそろ終わり
だから、
Aちゃんともお別れ
『夜景綺麗だから観覧車乗ろ!』
彼女の一言で僕達は観覧車に乗った
『・・・』
「・・・」
ほらやっぱりこういう状況ってなんかあるんじゃないかって思っちゃうじゃん
緊張して話せないよ
『今日楽しかった!』
それでも
「楽しかった〜ありがとう!」
Aちゃんは
『次はどこ行こうかな〜あ、ごめん勝手に次なんて...』
話を繋げてくれて
「次も、また遊ぼうね」
暗くて顔が見えないってのもあって
『え...うん!行く!』
いつもよりは素直でいれてると思う
「次はどこがいいかな〜クレープまた食べたい!あ、でもパンケーキもいいな、あーわたあめとかも?!」
あなたのおかげで
「あっははwwwwwwwwww」
『あははwwwwwww』
僕は今ここにいます
今なら
今なら言えるかも
っていうか今しかない
「あの、さ、」
『ん?』
窓を見ていた彼女が振り向く
可愛い
好き
好きです
「あっ、」
言え
大丈夫
言って...
・
・
「僕もパンケーキ食べたいなぁ!」
『あっ、じゃあパンケーキ食べに行こ!』
言えなかったよ
言えなかった...
Souちゃんもあんなに応援してくれたのに
係員「ありがとうございましたー」
言えなかった________
「わっ、ごめん!」
ぼーっとしすぎてAちゃんにぶつかっちゃった
『全然大丈夫!これ!』
見るとAちゃんは僕に向かって袋を差し出していた
「え?」
『誕生日プレゼント!』
うそ...
「開けていい、?」
開けるとそこには
「これ、僕が欲しかったやつ...」
ヘッドフォンがあった
しかもかなり高いやつ
高いからいつ買おうか迷ってたもの
『喜んでくれた、?』
上目遣い、だめ
「うん!!!」
『よかった〜』
好きだよ
どんな仕草も好きだよ
『あ、もうこんな時間だね、』
それから駅まで歩いて
『ばいばい!』
「またね!気をつけて!」
僕がそう言った時Aちゃんが乗ってた電車がいった
幸せな時間が終わった
僕は電車に乗りながらヘッドフォンを見る
「誕プレ...」
うそみたい
幸せです
最高です
でも、
言えなかったよ
僕にはまだ勇気がないよ...
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うじちゃ(プロフ) - さやてるさん» 半年も返信が遅れてしまいすみません…!!とても嬉しいです!(TT)これからもどうぞよろしくお願い致します!(現実のさやてるさんは是非Souくんと…!笑) (2020年11月8日 22時) (レス) id: d89d09a584 (このIDを非表示/違反報告)
さやてる(プロフ) - あと、小説の中の「私」がEveくんとくっついたので、現実の私はSouくんとくっついていいですか?←何様 (2020年5月28日 16時) (レス) id: 1815ceacc5 (このIDを非表示/違反報告)
さやてる(プロフ) - うじちゃさん………めちゃめちゃステキな小説じゃないですか!!!読んでてガチ泣きしちゃいました!!!Eveくんめっちゃかっこ可愛いしSouくんもめっちゃかっこいいし良い人すぎて……最後までちゃんと読ませていただきます!!! (2020年5月28日 16時) (レス) id: 1815ceacc5 (このIDを非表示/違反報告)
うじちゃ(プロフ) - プレパラートさん» そんなに!!めっちゃ嬉しいですありがとうございます◎ (2018年6月26日 23時) (レス) id: 75b924b863 (このIDを非表示/違反報告)
うじちゃ(プロフ) - 研磨LOVEさん» あおはるですね〜!◎ (2018年6月26日 23時) (レス) id: 75b924b863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ujicha | 作成日時:2018年4月22日 18時