【歌い手】席、どうぞ３【Eve】

＊＊＊ Sou side ページ28

『Eveくん！』



帰り際にAちゃんがそう言った



Eve「え、え？」



『今日は本当にありがとうございました！すっごく楽しかったです！』



本当に楽しそうに話してるAちゃんを見てるとこっちまで嬉しくなる



Eve「またぜひ来てください」



『はい！』



なんか他人行儀なんだよな〜



「またね〜」



『ばいばい！』



そう言ってAちゃんは帰っていった



「いや〜ほんとお疲れ様Eveくん！」



Eve「ねえ」



いつもとEveくんの声が違う



怖い、っていうかなんか思い詰めてるみたいな感じ



「ん？」



Eve「仲良くなったんだね、」



やっぱりAちゃんかー！！



「え？あーAちゃん？席が隣で話すようになって、同い年ってこともあって」



俺がそう言った時Eveくんの顔が明らかに暗くなった



目に涙が溜まってるって言われても納得出来る気がする



Eve「そっか！Souちゃんが仲良くなったら僕も嬉しいな〜」



笑顔でそういった



いや、あれは笑顔じゃない



Eveくん、まーたそんなこと言っちゃって



先に謝っとくよ



ごめんね、



少しの間だけ悪いやつになるね

余韻→←＊＊＊ Eve side

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