検索窓
今日:12 hit、昨日:39 hit、合計:398,078 hit

25 ページ25

北斗が急に謝るから何かと思えば・・・

さっきの水着姿のことだった。

私もあからさまに落ち込んじゃってたし気にさせちゃったんだ・・・。

せっかくの旅行なのにテンション下げちゃったな。

でも、真実ほど言われるとショックうけるものだよね。

フォローのつもりなのか、似合ってるって言ってくれた。

私にはそれだけで充分。



*******


海での自由時間もそこそこに、夕方には遊び疲れた体を休めるため

宿泊施設にある温泉に行ったり自室で仮眠取ったり

各自好きな時間を過ごしていた。

私はと言うと・・・実は樹さんに呼び出されている。

1人でお土産屋さんをブラブラしてたらふいに声をかけられて。

振り向くと樹さんが立っていた。


「今日、海入ってなかったじゃん。どうかした?」


「いや、泳ぐの苦手で・・・。」


「そうなんだ。・・・少し話せない?」


急に心臓がドキドキ動き出す。

緊張の意味じゃなく・・・今は不安の方が強かった。

だって昼間にあんな会話聞いちゃったから。


「こっち。」


私の返事を聞かず手を取って歩き出す樹さん。

連れてこられたのは・・・


「え、樹さんここ・・・」


「ん、入って。」


「いや、でも・・・」


樹さんの部屋だった。


「ほら。」


背中を押されて部屋に入るように促される。

話って?

急に怖くなってきて入口で立ち尽くしていると

ふわりと抱きしめられた。

でも・・・全然ドキドキしない。

むしろ嫌悪感のほうが強くて。


「じゅ、樹さん?離してください・・・。」


「Aってさ、俺のこと好きでしょ?」


「な、んの話ですか・・・?」


「ごはんまで時間あるし。スる?」


・・・は?

こんな人・・・好きでもなんでもない。

何も答えない私に痺れをきらしたのか樹さんはキスを迫ってきた。


「や、やめてくださいっ!」


思いっきり胸を突き飛ばして、部屋から逃げた。

自分の部屋まで走って、ベッドに蹲る。

やだ・・・。

気持ち悪い。

もし・・・北斗の忠告を無視して、樹さんのことを今でも好きだったら

あのまま流されてたかもしれない。

そしたら私はまた傷つく恋愛をしてたんだ。


「北斗・・・。」


頼れって言われたけど、迷惑かけたくない。

これ以上嫌われたくないし。

夜ご飯の時間になったけど行く気になれなくてずっと部屋に閉じこもってた。

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (403 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1161人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 松村北斗 , 田中樹
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

nico(プロフ) - キミさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!また次の作品でお会いできたらと思います(o^^o) (2019年11月6日 11時) (レス) id: da5b40ac54 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - miumusicさん» 最後まで読んで頂きありがとうございました!北斗くんの続き、思い浮かんだら書きたいと思います(o^^o)その時はまたよろしくお願いします! (2019年11月6日 11時) (レス) id: da5b40ac54 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - おむらいすさん» ありがとうございます!みなさんの評価、コメントが励みでした(^^)またお会いできたらと思います(o^^o) (2019年11月6日 11時) (レス) id: da5b40ac54 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - jesstanさん» 最後まで読んでいただき、ありがとうございます!次の作品、まだ考えてませんがまたお会いできるのを楽しみにしてます(^^) (2019年11月6日 11時) (レス) id: da5b40ac54 (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - 完結お疲れ様でした!需要しかございません!また楽しみにしてます! (2019年11月4日 23時) (レス) id: b5d2cbfd12 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:nico | 作成日時:2019年8月18日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。