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その光景を立ちつくしたまま眺めてた。

中村先輩がいなくなって安心したのか

今まで我慢していた涙がポロポロ零れてきて


『A!大丈夫?!怖かったな・・・』


「なんで中村と・・・。でも良かった・・・。」


先輩たちの声にただ頷くしかできなかった。

暗闇からお祭りの会場に先輩たちと一緒に戻る。

その間ずっと高地先輩が手を繋いでくれててその温かさにひどく安心した。

大我先輩がラムネを買ってくれた。

空いてるスペースに腰をおろして花火を待つ。


『ねぇ、友達は?なんで1人なの?』


「あぁ、ちょっと事情があって別行動になったんです。」


「なんでその時に俺らに連絡しねーの?!」


「だって先輩たちも他の方と一緒に来てたし・・・」


『そんなんAを優先するに決まってんじゃん!』


「こんなとこで1人で・・・危ねーだろ。」


『たまたま中村とAが一緒にいるの見かけてさ。慌てて追いかけたけど見失って。』


「そうだったんですか・・・。本当に助けてくれてありがとうございます・・・。」



高地先輩がすごく不機嫌で、迷惑かけたなってションボリ。

大我先輩も、一緒に来てた友達のとこ行ってくるって立ち上がるから


「迷惑かけてごめんなさい。花火楽しんでください。」って


2人を見送ろうとしたら、また怒られた。


『は?何言ってんの?1人にするわけないだろ。高地、Aお願い。』


そう言ったあと、私の耳元で小さな声で


『高地めちゃくちゃ心配してたぞ。ちゃんと話せ。』


ポツリと呟いて歩いて行った。

大我先輩・・・。

また気使ってくれたんだろうな。

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nico(プロフ) - 京北わかさん» コメントありがとうございます!最後まで読んでいただき嬉しく思います(^^)今後もよろしくお願いいたします! (2019年8月18日 7時) (レス) id: da5b40ac54 (このIDを非表示/違反報告)
京北わか(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです!次回も頑張ってください! (2019年8月17日 18時) (レス) id: 4e915e623c (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - いつまこさん» コメントありがとうございます!なんて嬉しいお言葉(>_<)のんびりな更新ですが、頑張って完結させますので今後もよろしくお願いします! (2019年8月13日 14時) (レス) id: 574a4ea1f7 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ずんさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてすごく嬉しいです(^O^)頑張って完結までもっていきますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年8月13日 14時) (レス) id: 574a4ea1f7 (このIDを非表示/違反報告)
いつまこ(プロフ) - 毎回更新されるのを楽しみにみています!!自分がゆご担なのでゆごの優しさが存分に詰まった素敵な作品でもう3回くらいは読み直しました笑 次はいつ更新なのか物凄く楽しみです。 (2019年8月12日 21時) (レス) id: 9e8647107c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nico | 作成日時:2019年7月11日 17時

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