検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:88,509 hit

31 ページ31

.
sideA




「Aどうしたネ?

やけに今日機嫌いいアルなー。」




『全部沖田のお陰ですよぉ〜。』




ルンルンでお弁当箱を開くお昼休み。

私の後ろでほかの男子とお弁当を食べる沖田を親指で指しながらにっこり笑う。




「ん?サドになんかされたアルか?」




『違うのよ神楽ちゃん。

沖田がついに、あの変質者を捕まえてくれたのよ!!』




そう!

この数日、私は朝まで銀ちゃんとしりとり三昧という日々を送っていました(たまにマジカルバナナ)。



しかーし!

昨日ついに、沖田がそいつの正体を明かしたのです!




「お前、俺に1個貸しな。」




『喜んで!』




沖田がわざわざ振り返って言ってきたけど、

もう正直、全然いい。

お陰で今日はぐっすり寝れたもん。




「変質者警察いったアルか?

これだからこの街は物騒で行けないネ。

夜か弱い女の子1人じゃ歩けないアル。」




『あー、それはね……』




「旦那も隅に置けねェなァ。

なかなかいい女じゃねェかィ。」




『アンタとは気が合うのかもね。』




「ん?銀ちゃんの知り合いだったアルか?」




『んー、まぁ、そんなとこ……』




その、変質者とは。



県道部の元マネージャーであり、銀ちゃんのストーカーである、猿飛さんだったのです。



ブツブツ呟いてたのは、酔っ払って銀ちゃんの名前を呼んでたらしく。



沖田が我が家に猿飛さんを連れてきてくれて判明しました。






まさか変質者の正体が知り合いだったってわかった時は、もう兄弟で苦笑いするしかなかったよね。


銀ちゃんは特に。




「あ、Aー、私お茶忘れたアル。

買ってくるから待ってるヨロシ。」




『それなら私も行くー。

1人で教室で待ってるのも暇だし。』





.




.





私と神楽が行く自販機はいつも決まってて、

そこには人が少ないのがお気に入り。

ちょっとひんやりした風が心地いいし。





「一円玉多すぎて百円玉見つからないアル!

なんで2つとも銀色ネ、もっと派手な色にして分かりやすくしろヨ!!」



『そんなカラフルな小銭世界中探しても見たことないから。』




てゆーかなんでそんなに一円玉大量発生するの、小銭もちゃんと使いなさい!




『あれ?アレ、土方さんじゃない?』



「ん?隣に住んでるマヨラーアルか?」


『そうそう。』



自販機のすぐ隣にある角を覗くと、


向き合ってたってる土方さん……と、女子生徒?



え、何この青春な構図。






.

32→←30



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ニコ | 作成日時:2020年4月3日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。