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『ただいまー。』
「おー、おかえりー。」
沖田と家の前で別れて、やっと我が家に到着。
今日は宿題もないし、テストももう終わったし、
取ってあったバーゲンダッシュでも食べながらゆっくりしよう〜〜
『あ、今日ハンバーグ!?』
「おう、お前今日でテスト終わりだろ?
勉強頑張ってたからなァ。」
『流石銀ちゃん〜。』
居間に入ると、ちょうど部屋着の銀ちゃんが出来たてのハンバーグをお皿に盛り付けてるところ。
うわ〜、めっちゃ美味しそう。
『あ、そういえば銀ちゃん聞いたー?』
「んー?何をー?」
『なんかこの辺で変質者でたんだってー。
長い髪の女の人がブツブツ呟きながらウロウロしてたって。』
そこで、銀ちゃんの動きが突然止まり、場の雰囲気がガラッと変わった。
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……し、し、しまった!!!
ハンバーグに気を取られて、銀ちゃんが極度の怖がりなのを忘れてた!!
このままでは、めちゃめちゃめんどくさい事に……
「ふ、ふーん?いや、ふーん?
そ、そうなんだァ?ま、俺全ッ然怖くないけどね!
毛ほども怖くないけどねッ!!」
わー、始まってしまった……
せっかくゆっくりしようとしてたのに……
いや、でもまだ間に合うかもしれない。
男は見栄張ってなんぼの生き物って、銀ちゃん前言ってた。
未だに妹の私にも見栄をはるつもりらしいし、
まだ、なんとかなる……!!
『そ、そーだよね!銀ちゃんもう大学生だもんね〜〜!!』
うぶ毛程も怖くないよね!!!』
「も、ももももちろんだ!
おら、さっさと荷物置いてこいよ!!
腹減ったし、、あんまゆっくりしてねェで、すぐに戻ってこいよ!ははははは!」
『あ、あはははは!うん!私も、おなか空いたぁ〜〜!!』
やばい、
これは、やばい……
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作者名:ニコ | 作成日時:2020年4月3日 10時