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第二十四話 ページ27

レクリエーション終了後の放課後


『エーミール先輩ついて来てもらってありがとうございます!』

「いえ、そういう約束でしたしらっだぁさんのクラス分からないでしょう?」

『そうですね…先輩が居てくれて助かります、それになんだか三年生の階って行きにくいんですよね』

「ふふ、少し威圧感といいますか…怖さがありますよね」

やっぱり周りが妖怪だし私一人だけだと心細いっていうのもあるんだよね…

「さ、着きましたよ」

一つの教室の前でぴたりと足を止める。
三年一組と書かれたプレートが上の方にぶら下がっている。放課後だからかガヤガヤとしていて人がいるのは入らなくてもわかる。

「行きましょうか」

緊張する……

エーミール先輩がドアに手をかけようとした瞬間がらりとそれは開かれた。

「うお!!」

「わっ、」

エーミール先輩の背中から顔を出して見ると赤色のマフラーの端っこが少し見えた。

「うわ〜すんません……て、あれ?エーミールさんじゃないっすか!珍し!うちのクラスになんか用事ありました?」

「あぁ!らっだぁさん、丁度よかった!!そうなんです、実はらっだぁさんに用事がありまして…」

「へ?俺?」

「正確に言えばこの方が、ですが」

ちらりと私の方に視線をやるので意を決して前に出る。

『っえと…!!』
「あー!!さっきの!!」

ぱっと顔が明るくなって足が私の方に向く。

「シャオロンにちょっかいかけられてた子だよね?さっきはごめんね、あいつ悪いやつではないから。嫌わないでやってよ」

『や、全然…っじゃなくて!!お礼、言いたくて』

「お礼ぃ?」

『さっきは助けていただいて、ありがとうございました。らっだぁ、先輩がいなかったらもっと大変だったと思うので』

「えー!それでわざわざウチに来たの?いい子だねぇ」
「俺猿山らだ男、らっだぁでいいよ。皆そう呼んでるし」

『和泉Aです、外部生です…!』

「Aちゃんね、よろしく〜」

いい人だ…!!
なんだろう、三年生には穏やかな人が多いのかな。今のところ出会った三年生の先輩皆柔らかくて優しい先輩ばっかりな気がするなぁ…

「また今度俺のとこ遊びに来てよ、きょーさんとかみどりたちにも会わせてやりたいし」

お友達かな

『是非!また遊びに来ます!!』

これが、らっだぁ先輩との二度目の出会い。

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リトマス試験紙 - 最高に面白いです。頑張ってください!!! (12月29日 5時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あっあああ!!めっちゃ好きです,,,♡ (9月6日 20時) (レス) id: fe2c1e07b2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです、励みになります。ゆっくりの更新にはなりますが次のお話も楽しんでいただけたらなと思います! (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私逆ハー大好物なので嬉しいです!この小説に出てくる実況者様達全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (8月4日 21時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです!徐々に色んな方を出して行きたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ! (7月14日 22時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年1月22日 23時

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