第十四話 ページ16
体育館に戻って成績発表がされる。残念ながら優勝は出来なかったけど、楽しかったのでなんでもいっか。
「シャオロンおらんかったら勝ってたやろ絶対」
「まぁゾムさん、楽しかったですし良いじゃないですか」
「だって優勝チームロボロのとこやん！！！クッソ……悔しい」
『なんかすいません、私がいたせいで…』
やっぱり何も出来ないから足引っ張っちゃったかな
「っは！！？ちゃうちゃう！！そんなことないで、そりゃ優勝は目指したかったけどAのせいとかちゃうやろ。戦わずに逃げるべきやったし」
勢いよく私の方に顔を近づけるものだから思わずのけぞる。
『そ、ですか……？』
「せや！！人間とか関係あらへん！」
卑下しすぎるのも、良くないな
「それより和泉さんはレクリエーション楽しかったですか？」
『っはい！すごく、楽しかったです！』
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レクリエーションが終わってやっと自分の教室に入ることができた。一年で人間は私だけだから少し不安。
深呼吸をしてドアに手をかける…………前に勢いよく開かれた。
「あれ〜？君もしかして今回の外部生の子？」
ふわふわとした声が耳に入る、眠たそうな声。
『わ、』
この人背、高……
「僕人間初めて見た〜、よろしくねぇ」
『よ、ろしく…』
やばいこの人ほんとに背が高い、首痛い。
「ね、名前は？僕半分寝てたから覚えてないんだぁ」
「和泉さんだろ」
背の高い子のさらに後ろから声が聞こえた、低くて静かな声。
「あ、スマイル」
「てかそこ邪魔になるから話すなら教室の中で話せよ、ぶるーく」
「あ、ごめんごめん」
背の高い子が私の手をぎゅっと握る。生まれてこの方男子と話すことをあまりしてこなかった私の顔を赤くさせるには十分だった。
「人間ちゃん連れてきたよ〜」
その子に案内されたのは教室の端の席。そこには六人ぐらい人が居て、全員分の目がこっちを向いた。
「へぇ、これが人間か」
「なんで連れてきたんだよお前」
「だって〜仲良くなりたいじゃん？」
「和泉さんだよね？よろしく！」
「ぱっと見俺らとなんも変わんないね」
「あぁ紛れ込んでても気づかないだろうな」
一斉に喋るから何言ってるのか殆どわかんない……
色とりどりの髪が目の前で楽しげにユラユラ揺れるのをぼうっと眺める。
「ね、俺らも自己紹介しよう！俺和泉さんと仲良くなりたい！」
それはありがたい、初日からぼっちは避けたいからね。あわよくばお友達になれないかなぁなんて
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リトマス試験紙 - 最高に面白いです。頑張ってください！！！ (12月29日 5時) (
レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - あっあああ!!めっちゃ好きです,,,♡ (9月6日 20時) (レス) id: fe2c1e07b2 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです、励みになります。ゆっくりの更新にはなりますが次のお話も楽しんでいただけたらなと思います！ (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私逆ハー大好物なので嬉しいです！この小説に出てくる実況者様達全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (8月4日 21時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです！徐々に色んな方を出して行きたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ！ (7月14日 22時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2023年1月22日 23時
