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改めて言われてしまうと意識してしまうのが人間の性なのか…最近何かとゾムくんが気になってしまうようになる。


それにはもちろん理由があって、あの日以来ゾムくんは今まで以上に積極的に明らかな好意を向けてきたりランチやディナーに誘って来てくれることも多くなった。週に二、三回はご飯を一緒している。


「トントンさんとはどう言う関係なん?」


今日も今日とてゾムくんとご飯。
会社よりの最寄りより二駅離れたところにある最近評判のイタリアンレストランでパスタを頬張っていると今までの話とはなんの脈絡もないことを聞かれた。


「幼馴染。私が小学校の時にこっちに転校してからずっとお目付役のようにそばにいる腐れ縁」


そう言うとゾムくんはふーん、と二枚目のピザに手をつけ始めた。
口を尖らせるゾムくんが可愛いなと思いながら私もパスタを一口食べて話を続けた。


「あいつモテるのに理想高いのか全然彼女作らなくて私としては心配なんだよね」

「ん〜まあ、近くにこんなかわええ子おったら他に目なんて行かないわな」

「やだ、やめてよ。私とトントンはそんなんじゃ」

「先輩なんだかんだ鋭いんやから気づいてるんやろ?小悪魔やなぁ?」


クフクフ笑うゾムくんにうっと言葉を詰まらせる。


「…気づいてるも何も、何回か告白はされてるよ。でもあっちもこの関係を崩す気は無いからって。私も今のままが居心地いいし」


最初に告白されたのは中学の時だった。
けど、その時私には付き合ってる人がいた。当時はこいつどんなタイミングでと思ったけどよく考えれば私とどうこうなる気のないトントンからしたら初めて彼氏が出来た私に言うのが一番好都合だったのかもしれない。


「ふーん。トントンさんは優男やなぁ。俺なら好きな子が他の奴と付き合うとかめっちゃ腹立つけど。てか殺したくなる」

「そんな物騒な」


ゾムくんの冗談に笑うと、私のフォークに巻かれたままのパスタを彼が奪い食べる。


ペロリと口角をひと舐めし妖艶に笑う彼の言葉は冗談には聞こえなくなる。


「だって好きな子の気持ちも全部、俺だけのものにしたいもんやろ?」

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007(プロフ) - どうもです~。遂にですね…嬉しす ぎてガッツポーズかましちゃいました…!相変 わらず言葉選びが素敵で…。言い過ぎてく どい様ですが、有馬さんのペースで無理せず更新してくださいね! (2019年12月12日 1時) (レス) id: 02706c0822 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 不眠みんみんさん» いえ、困惑させてしまったみたいですみません。早く修繕されるといいですね(^^) (2019年11月13日 18時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
不眠みんみん(プロフ) - 有馬さん» なんかスマホバグってるみたいで他の作品もそうなってますね…勘違いしてすみません! (2019年11月13日 18時) (レス) id: 94afcdf064 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 不眠みんみんさん» はじめまして。コメントありがとうございます。しっかりフラグを外して作成していますが外れていませんか? (2019年11月13日 17時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
不眠みんみん(プロフ) - あれ…私のスマホバグってんのか分からないんですけどオリフラ外してますか? (2019年11月13日 0時) (レス) id: 94afcdf064 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有馬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月9日 11時

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