【どうしてこうなった】降谷さんの勘違い 2【名探偵コナン】

Story74 ページ31

You side





『大丈夫ですよ、降谷さん。降谷さんは頑張ってるじゃないですか。

正義って言うものはですね、一つじゃないからこそ正義なんですよ。真実じゃあるまいし。

逆に、十人十色の正義を持ってるからこそ、この世界は面白いんですよ！
みんながみんな同じ考えを持ってるなんて、そんなの人間性じゃなくて機械的なシステムです。』

「……」


未だに降谷さんの頭をポンポンしながら、どこかで聞いたことのあるような台詞を述べる私。

そして、それを俯いたまま黙って聞く降谷さん。


……何だこのシチュエーション。(謎)


『…だからね、降谷さん。

降谷さんは降谷さんの正義を突き通してればいいんです。貴方は降谷さんなんですから。』

「……そう、だな。」


トリプルフェイスもやっていると、時々どれが本当の自分なのか分からなくなるだろう。

思えば私もいつの間にかトリプルフェイスになっていたのだけども。…うん、謎だ。(正論)


だけども、私の父親は降谷さんだけだから。他の誰でもないから。

そう、言ってあげられれば良いのに。
そこが"嘘つき"の辛いところだ。


『もしも本当に、ホントのほんとに降谷さんが辛くなった時は。

私が、降谷さんの正義(ヒーロー)になります！

こんな子供じゃ頼りないかもしれませんが、
そーゆーときはまたポンポンしてあげるので頼ってください！！(？)』


そこまで一気に話した私は、何故か言い終わる頃には軽い息切れをしていた。

おかしいなあ、運動はできる方なのに……((


「…ふっ、くく、……はは、ははは！」

『！？どないしたんですか降谷さん！！？』


すると、ここまでただひたすら私の話を黙って聞いてくれていた降谷さんが、突然お腹を抱えて笑いだした。


なんだよぉ……。結構イタイ事言ったな〜とは自分でも思ってるけど！けども！！

そんなに笑わなくてもええじゃん！！！(泣)

私は勝手な思い込みで今更恥ずかしさが込み上げてきた。


ふぉおおお、と両手を顔に当てる私。
そして、その目の前では未だに小刻みに笑い続けている降谷さん。


赤面して奇声を発する少女と笑い続けるアラサー。

こうして、字面だけを見れば阿鼻叫喚な様子が出来上がったのである。


…いや、現状も大概クソだわ……←




ーーー


シリアスむずい……しんど…()

世の作者様方はこんなに難しいのを日々書いているんですか……ひえええ

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