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Story64 ページ20

コナン side





怪しい人に会った。

…と、言うのも現在進行形でだが。


この日はたまたま珍しく小五郎のおっちゃんが依頼を受けて留守だった。珍しく(2回目)

蘭も空手の合宿で居ないので、俺は必然的にポアロへお邪魔することになった。


まあ、これが大まかなあらすじだ。


そのお邪魔した先のポアロで、先程言った怪しい人を見つけた。


その女性は特に変わった点もなく、至って普通だった。

が、その女性は見た所、ざっと中学生に見える。
そして今の時刻は午後6時。

こんな時間に普通中学生が一人で喫茶店に来るか。
少なくとも俺はそう思わない。


それと、もう一つ。

その表情と雰囲気が、いつしか見た安室さんにそっくりな少年を連想させた。


「…こんばんは、お姉さん!」


なんとも言えない、探偵独特の歯痒い好奇心が疼く。

気がつけば、俺はその女性に声を掛けていた。


そう声をかけると、その女性はへ、と間抜けは声を漏らしたあと、どこか焦った様に言葉を継いだ。


…さて。
じっくり話をしようじゃねえか。



ーーー


そこから少々その女性と話してみて分かったこと。

その女性は怪しくもなんともない。ただの馬鹿だった(ひどい)


だが、その女性…、碧咲さんが時折見せる、あの焦ったような目が、俺の本能に怪しいと告げていた。

あれからだいぶ話したが、それで得た情報は年齢と名前だけ。それも偽名かどうかも怪しい。


ここまでガードが固いとなると、意地でも疑いたくなる。


…くそっ、このままじゃ拉致があかない。


「…僕、お姉さんのこともっと知りたいなあ!」

『へ』


そう思った俺は最終手段であるこのセリフを使う事にしたが、碧咲さんが戸惑っている間に安室さんが帰ってきてしまった為、

今回はこれで強制終了となってしまった。


『あ!ふ……、安室さん!』


まるで救世主を見るかのような眼差しで安室さんを見詰める碧咲さんを見て、俺は眉間に皺を寄せる。


安室さんの碧咲さんに対する怪訝そうな目が、どうも胸に突っかかった。

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夜雨ナナト - 無理だったとかなら全然書かなくていいです。ログインできない私はお気に入り登録することができませんが応援しています! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - リクですね!降谷さんの息子として外を歩いてるところを逆ナンされてしまい せらますみちゃん に助けてもらい、けれどあまりにも降谷さんに顔が似すぎていたのでうたがわれてしまう っていうのできませんか?私の低脳すぎる脳ではこれが限界だったぁぁぁぁぁ! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - めっちゃ面白いです!前作から読みました。めっちゃ面白いです!←この作品が神すぎてこれしか出てきません。すみません。 (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 57d631d047 (このIDを非表示/違反報告)
加熱されたみかん - ほんっとに作者様の作品大好きです……更新頑張ってください! (2019年10月19日 17時) (レス) id: 9c8747fe33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/  
作成日時:2019年8月14日 16時

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