Story48 ページ4
You side
そのままてくてくと降谷さんに連れられて歩くこと約数分。
それらしき建物の入り口前まで辿り着いたは良いものの、やはりそれには鍵が掛けられている訳でして。
現在、降谷さんが絶賛ピッキング中なうです。
ここまでを聞くと、順調に進んで行っているように思う訳ですよ。
でもね、みんな。これだけは聞いてくれ。
……あれれ〜?いつの間にか装備していた拳銃が消えてるぞぉ〜??おかしいなーー。
いつの間にか私の腰から消えた拳銃。
そして、降谷さんの上着から若干はみ出ている、太陽の光を反射して光る鉄のようなそれ。
…はい、ここまで言ったら分かるかな?
……こほん。
犯人は、お前だ!
降谷さん!!!
え、えっ??スられた??これ私スられたの???いつ?何処で?地球が何回まわったとき???←
何かが無くなるとか、そう言う違和感が全く感じられなかったんですけどォ!!??
くぅー、これだから手癖が悪い奴は!!
その無駄な器用さを私にも分けろ下さい!!!(切実)
そんな馬鹿が隠し切れていないおねだりをしていると、ガチャッ、という金属音が聞こえた。
『あ、開きました?』
「…ええ。」
わお、さすが鬼才降谷さん。秒だよ、秒。
ほんと、どうなってんだよその指先。
そんな理不尽な不満をぶちまけつつ、降谷さんの後に続く。
足音をなるべく立てないようにして歩き、微かに話し声が聞こえる部屋の前で立ち止まった。
そして、ここから先は私ひとりで行くから待機して置くように伝える為、降谷さんの方を向いた瞬間。
『っ…?!い"っ…ぁ゛…!』
ドンッ、と言う私の背中と壁がぶつかる音がした後、くるりと体を180度回され、手を後ろで拘束される。
そして、頭には金属特有の冷たい感触が。
……ん???あれ、どうしてこうなった????
まって、ほんとに。まって(真顔)。
あれ、私どこで選択を間違えた??
なんで銃を突きつけられてんの?えぇ??
「…さて。手荒な真似はしたくありませんが、貴女には選んでもらいますよ。
『…っは、』
「おっと、知らないだなんて言わせませんよ?
貴女ほどの腕があれば、僕の正体なんて簡単に暴けるでしょう?」
私の耳元でそう呟く降谷さん。
ひえええ……。
なんだか物騒な事を話してらっしゃいますけども、取り敢えず耳が幸せ……()
554人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜雨ナナト - 無理だったとかなら全然書かなくていいです。ログインできない私はお気に入り登録することができませんが応援しています! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - リクですね!降谷さんの息子として外を歩いてるところを逆ナンされてしまい せらますみちゃん に助けてもらい、けれどあまりにも降谷さんに顔が似すぎていたのでうたがわれてしまう っていうのできませんか?私の低脳すぎる脳ではこれが限界だったぁぁぁぁぁ! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - めっちゃ面白いです!前作から読みました。めっちゃ面白いです!←この作品が神すぎてこれしか出てきません。すみません。 (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 57d631d047 (このIDを非表示/違反報告)
加熱されたみかん - ほんっとに作者様の作品大好きです……更新頑張ってください! (2019年10月19日 17時) (レス) id: 9c8747fe33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/
作成日時:2019年8月14日 16時