31. 愛妻弁当 ページ36
二口side
「え、何その弁当。美味そう」
同じクラスの奴にそう声をかけられた。
二口「…だろ」
手元にある弁当を見て、今朝の事を思い出した。
---------------
昨日の夜、Aの家に泊まって
確かに俺の横で寝ていた筈のAは
朝、起きると見当たらなかった。
そのかわりに、良い匂いとパチパチと
フライパンに引いたであろう油の音がした。
二口「………？」
眠たい目を擦りながら
リビングまでの扉を開ければ
その先には、エプロンを着けて
キッチンにいるAが見えた。
………え？
『あ、にろ君 おはよう』
ふわりと微笑む天使がいる。
二口「………おはよ」
えっ、どうっ、え？
なんか凄い、妻っていうか
嫁っていうか…
そんな感じのオーラがAから出てる。
…え、俺、Aのこと抱いたのか…？
おそるおそるキッチンにいるAを
背後から抱きしめれば、
ビクッと肩が揺れた。
『っもー、びっくりした…』
こら、と新妻みたいに軽く頭をコツンと
叩かれたら、また目眩がした。
…これ絶対、俺 Aのこと抱いたよな？
そうじゃなきゃおかしい！！
いつも可愛いっては思ってっけど、
こんなに心臓がギュウッてなるのは初めてだし！！
二口「…A、腰 痛くない……？」
『え、なんで？痛くないよ？』
キョトンとした顔で言い放つAに
また心臓が掴まれるような感覚を覚えながらも
少し落胆した。
……なんだ、抱いてなかったのか。
いや、これでいい筈だ。
無理矢理、今までの欲望をAに
押し付けるような行為をしなくて良かった。
……うん。
でも少しだけ___いや、そりゃもうガッツリ
Aの乱れる姿を想像してしまった。
『にろ君？』
二口「ん、何でもねぇ…」
さっきの体勢のままAの首筋に顔を埋めた。
あークッッソ！！
Aのイイ匂いとご飯の良い匂いが混じって
どうにかなってしまいそうだ。
---------------
そう、悶々としていた朝を思い出した。
照れた顔で渡された弁当に
また心臓が掴まれるような感覚がした。
アイツは後、どれくらい
俺を夢中にさせる気なのだろうか。
二口「あー、チ○コいてぇ」←
「えっ、急にどうした」
------------------
……深夜テンションって怖いなぁ。←←
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もっち(プロフ) - 若利との絡み推してるのは私だけじゃないはず (2022年2月3日 21時) (
レス) @page21 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
Mudai - あーヤバいまじで二口君と結婚してくれ、、、、、、、、、、、、、、 (2021年6月1日 20時) (レス) id: 214203daa7 (このIDを非表示/違反報告)
あーーー - どうぞ、にろ君と結婚してください (2021年1月27日 23時) (レス) id: 69529bf7e0 (このIDを非表示/違反報告)
及川さんのサポーター - にろ君と結婚しましたね、結婚式呼んでください（黙れ）更新待ってます！！！！！！！ (2020年8月10日 17時) (レス) id: ed4eeef564 (このIDを非表示/違反報告)
おパンツドラゴン - え、待ってすぅきぃでぇすぅ更新待ってます！！！ (2020年5月22日 12時) (レス) id: 981305fe40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高崎 | 作成日時：2017年7月24日 22時
