26. 嫉妬 ページ29
柳本side
雀田「それじゃ私達は皆 呼んでくるね！」
『あ、お願いします！』
そう言ってパタパタと小走りをしながら
食堂を後にするマネさん達。
近くの椅子を引っ張ってドカッと座る。
『あぁ〜…何とか終わったぁ…』
実は言うと、料理は苦手だったりする。
一人暮らしをする手前、
料理はその内作れるようになるだろう…！と
楽観的に考えていたのが間違いだった。
……にろ君、俺の手料理 食べたいって言ってたもんなぁ。
今回は、料理上手なマネさん達のお陰で
俺の料理も何とかマシになったが
仮に俺が一人で作ってみるとしよう。
たいして美味しくもない俺の料理をにろ君が
食べたとして不味そうな顔をされたらたまったもんじゃない。
にろ君に嫌われるなんて冗談じゃない！！
『にろ君に会いたい…』
最近、一回も会ってない…！
先週はにろ君が長期合宿があって
１週間会えなかったし、それににろ君が帰って来るときに俺が合宿だし…
「…にろ君って誰」
『う、うわぁぁぁ！？』
ふてくされていると、背後から声が聞こえて思わず飛び退いた。
『け、研磨…？』
孤爪「そうだよ、久しぶりA」
『！久しぶり研磨！！』
この間の合宿で少し話をしただけだったが、
ちゃんと名前を覚えててくれたことに嬉しさを感じる。
孤爪「…それで、にろ君って誰なの」
『えっと、にろ君は俺の友達で…』
それから…と話をする俺に、猫目の視線が突き刺さる。
孤爪「…そのにろ君はAのこんな可愛い姿見たことあるの？」
研磨はそう言うと、スルリと俺のエプロンのリボンを解いた。
ん…？エプロン？
『‼‼ちが、これはっっ』
プルプルと羞恥で指先が震える。
孤爪「隠さなくてもいいのに…似合ってるよ？」
『う、嬉しくないっ』
無駄に柔らかい顔で微笑むから、
余計に恥ずかしくなる。
一歩下がる俺に一歩近づく研磨。
ジリジリと距離が近くなり、
ついには、研磨に指を絡められて捕まえられる。
下から覗き込む目と合わせられずワザと逸らそうと苦戦する。
孤爪「…その姿、俺の他に誰にも見せないでね」
約束、という風にもう一度強く指を絡められてスッと離れていく。
離れたことで指の温度が下がった気がして
……顔のこの熱さも指みたいに下がればいいのに…
と何回も思った。
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もっち(プロフ) - 若利との絡み推してるのは私だけじゃないはず (2022年2月3日 21時) (
レス) @page21 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
Mudai - あーヤバいまじで二口君と結婚してくれ、、、、、、、、、、、、、、 (2021年6月1日 20時) (レス) id: 214203daa7 (このIDを非表示/違反報告)
あーーー - どうぞ、にろ君と結婚してください (2021年1月27日 23時) (レス) id: 69529bf7e0 (このIDを非表示/違反報告)
及川さんのサポーター - にろ君と結婚しましたね、結婚式呼んでください（黙れ）更新待ってます！！！！！！！ (2020年8月10日 17時) (レス) id: ed4eeef564 (このIDを非表示/違反報告)
おパンツドラゴン - え、待ってすぅきぃでぇすぅ更新待ってます！！！ (2020年5月22日 12時) (レス) id: 981305fe40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高崎 | 作成日時：2017年7月24日 22時
