好きでしょ？ ページ47
渡辺side
俺を見たAの顔は今まで泣きそうで
触れてしまえば壊れそうなくらい儚い
『ちょっと来て』
貴「へっ、ぁ、」
涙を我慢してるのか唇を噛んでいて
そんな姿さえ愛おしく感じてしまう
Aの腕を引いてファミレスを出ようとした時
目「しょっぴー、貸しひとつね」
宮「ふふっ、」
阿「がんばれ」
『…ありがと』
腕引いて俺の家に直行すれば
玄関で足を止めるA
『え、なに？』
貴「もう、勘違いしたくない。」
『勘違いって？』
貴「無理、帰る。」
『…は？！』
ここまで来てそんなこと言うから焦っちゃって
ドアノブに手をかけるAを後ろから抱きしめた
『俺が無理、中入って』
貴「…っ、」
そう言えば大人しく靴を脱いで
「お邪魔します。」って小さく言って中に入った
『あのさ…、勘違いだったら…その…』
貴「…うん」
『好きって…その…』
なんで俺って、こんなに自信ないの？！
でも、揺さぶってみないと分かんねぇし
貴「…好きだよ。翔太の事」
『はっ、えっ、ぁあ、』
貴「でも、うん、いいの。大丈夫」
『いいって…なにが？』
貴「ごめん、ね。それだけだから…」
悲しそうに笑って、また帰ろうとするA
『勝手すぎるだろ…』
貴「え？」
気づいたらAの腕引いてソファーに押し倒していた
『俺がどれだけ好きか、知らねぇだろ』
貴「勘違い…するっ、」
『しろよ、勘違いしろよ。』
Aの目からこぼれ落ちる涙を拭い
触れるだけのキスをした
『俺さ、やっぱりお前しか見てなかったらしい』
貴「…え？」
『リリと、別れた。』
貴「別れ…た？」
別れたと言えば、またぶわっと泣き始めて
拭っても拭っても溢れ出てくる涙
『泣きすぎ、』
貴「私っ、の、せいっ…」
『違ぇよ、俺のせいだから』
Aの手を引いて起き上がらせると
俺の胸に頭を押さえつけ何も気にせず泣いていた
『それぐらい、お前の事好き過ぎるんだわ』
だからさ、早く俺のものになってくんね？
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もにぃ(プロフ) - ふさん» ありがとうございます！更新、完結出来るように頑張ります！！ (2021年2月8日 22時) (
レス) id: e68f2c559e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 楽しくキュンキュンして一気読みしました！続きを楽しみにしてますね♪♪ (2021年2月8日 17時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにぃ
| 作成日時：2021年1月4日 12時
