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…
屋上に着いて適当に話を聞いていると
さっきの睨んできた女の説明をされた
リリ｢さっきのね、私の親友Aって言うんだけど｣
『うん』
リリ｢悪い子じゃないんだよ、ただちょっと…｣
『うん、全然気にしてないし』
友達を庇うように話す
別に全然気にしてねーし
買ったパンを食べながらフェンス越しの景色を
見ていると自動販売機に目がいった
『ん？あいつ…』
リリ｢ん？何か言った？｣
『いや、別に』
モデルをしている目黒と話すAって女
俺と話してる時とは変わって警戒心もなさそう
『つまんねぇ』
リリ｢どうしたの？｣
『いや、なんでもねー。俺行くわ』
目黒と話すAの顔
その姿が頭から離れなくて少し早めに教室に戻った
『うわ、次国語じゃん…』
午後一の授業なんて眠くて仕方がない
特に国語なんて寝る以外の選択肢はまるでない
ガラッと開く教室の扉
『っ…』
さっきまで目黒と話してたAが
今度はふっかと楽しそうに話しながら入ってきた
深｢よしよし｣
貴｢は？だから訴えられますよ？｣
深｢冷たいなあ〜｣
頭を撫でられ気だるそうに手を払い
自分の席に戻るAを追いかけた
リリ｢なんか、いい感じだね〜笑｣
貴｢いや、何処が？｣
適当にあしらってまた席に戻ろうとするAに
気がついたら話しかけていた
『お前さ、目黒と仲良いの？』
貴｢なんで？｣
初めての会話は
警戒心、俺の事嫌いですって態度丸出しだった
目黒とAもどうやら初めましてだったらしく
心に余裕が出来た喜びから口元が緩んでしまった
『なんで俺、こんな喜んでんの』
今まで感じたことない
心のもやもやをかき消すように深い眠りについた
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もにぃ(プロフ) - ふさん» ありがとうございます！更新、完結出来るように頑張ります！！ (2021年2月8日 22時) (
レス) id: e68f2c559e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 楽しくキュンキュンして一気読みしました！続きを楽しみにしてますね♪♪ (2021年2月8日 17時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにぃ
| 作成日時：2021年1月4日 12時
