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「今日のクッキーもAちゃんが作ったんスよね?」

「えぇ。お口に合いませんでしたか?」

眉を下げてそう尋ねると、ラギーさんは『とんでもない!』というように、顔の前で手を振った。

「なわけないじゃないッスか!!めっちゃ美味いッスよ!プロが作るより美味いっス!」

「うふふ、それは大袈裟ですよ。でも嬉しいです。ありがとうございます」

「Aちゃんは素直ッスね〜。可愛い」

そう目を細めてワシャッと頭を撫でられて、少し照れてしまう。

こうやって『可愛い』などと直球で褒められるのには何時になっても照れてしまうものなんです。

(あっ、照れてる。ほ〜んとに可愛いなぁ……、食っちまいたいッス)

何故かスンと真顔になって頭を撫でる手が荒くなった。

「わっ、どっ、どうしたんです……っ?」

「ん〜なんか……、やっぱりオレAちゃんが好きだな〜と思って」

「私もラギーさんのこと好きですよ。いつも良くしてもらってますし」

「そうじゃないッス……」

私がそう言って笑うと、ラギーさんはガクッと項垂れてしまった。

?後輩としてではないのでしたら、友達としてでしょうか?それとも家族?

私はとっても歳上なので異性としてではないのはたしかです。(※異性としてです)

「あっ、オレそろそろレオナさんのとこ行かねぇと……。んじゃ、クッキーごちそうさまッス!……またね」

チュッ

「……へっ?」

片頬を優しく撫でられたと思ったら、逆の頬にキスをされた。

ブワァッと赤くなる私の顔を見て、「シシシッ!」といつものように悪戯に笑った彼は最後に私の頭をひと撫でして走って去っていった。

「うぅ〜……っ、もぅ……、これだから最近の若い子は……」

キスされたところを抑えて、机に伏せる。

熱くなった頬は、暫く収まることはなかった。

夢主のイメージイラストを描いていただきました!→←部活動ビジター!


ラッキー寮

ディアソムニア寮


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作品ジャンル:恋愛
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月永ルイ(プロフ) - アニメ・ゲームの推し最高さん» 実はうっちゅ〜くんの兄弟をイメージして考えました! (2021年3月5日 23時) (レス) id: a0933f7e70 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ・ゲームの推し最高 - 月永と聞くと、某アンサンブルの星の、うっちゅ〜を思い出す (2021年3月5日 23時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
月永ルイ(プロフ) - 月影 美夜さん» 描いてくださる方いないだろうな〜って思っていたので嬉しかったです! (2021年2月11日 14時) (レス) id: a0933f7e70 (このIDを非表示/違反報告)
月影 美夜(プロフ) - 月永ルイさん» 大丈夫です!むしろこちらこそありがとうございます!(画像が荒くてすみません(土下座)) (2021年2月11日 14時) (レス) id: aad956e9d9 (このIDを非表示/違反報告)
月永ルイ(プロフ) - 月影 美夜さん» 本当ですか?!ありがとうございます!あの、もし良かったらなんですが、こちらの作品で紹介してもいいですか? (2021年2月11日 14時) (レス) id: a0933f7e70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月永ルイ | 作成日時:2021年2月4日 20時

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