ご飯とゲームと夜更かしと ページ6
「うまそうっ！」
思わずはしゃぎ、急いで親子丼にがっついてしまうのは無理がないと思う。
…だって、だって…！！
長年の一人暮らしのせいでご飯はコンビニご飯が増え、生野菜が消えていくかわりに冷凍食品が冷蔵庫をしめるようになった私の家…！
それがっ！
「こんなに美味い手作りご飯久々だよぉー！」
「…センセー何食べて生きてたの…」
得体のしれない目で見られたがまぁ仕方ない。
こんな美味しいご飯が作れる人間と、目玉焼きすら焼けない人間が分かり合えるとは思ってないからっ…！
「って、何その量っ！私もほしいんだけどっ！？」
「ん？食べるの？自分で勝手によそっていいから」
「はーい」
神威の手にあったのは普通の5倍くらいの丼に大量の親子丼だった。
男にしては細身の方なのにどこに入るんだろ…
まぁそれはともかく、まだ少しふらつく頭を軽く振って立ちあがった。
そこの厚いフライパンの中にかき混ぜてある親子丼の具が入っていた。
「…ご飯はよそれたけど、なんか神威みたいに美味しそうによそれない…！」
「……」
いつの間にやら後ろからのぞき込んでいた神威に無言で憐れみの目を向けられた。
「…うぅー、あっ！でも美味しい！」
「それは俺の腕前。」
「勉強もこれくらい上手にこなしてくれれば……」
じゃぁ、食うなとばかりに笑顔で丼を下げられた。っやめてぇぇぇーーー！
「分かった！分かったから！」
「そんな美味い？」
「うん、定食屋開けるね」
何でそんなに上手いの？と言いかけたのを寸のところで飲み込む。
さっきっから、妹さんのことは話題に出てもご両親の話は出てこなかった。
『妹は友達んちに泊まりに行ってる』っては言ったが、ご両親がどこに行ったかは言ってない
つまりはもしかしたらそういう事なのかもしれない。
余計な事はしないっ、言わない！
「…うーん、食べ終わったけど何しようねぇ」
「野球権」
「却下！この面子でやっても楽しくないわっ！」
「じゃぁー、ゲーセン行って格ゲーやる？」
格ゲーかぁー！昔、不良だった頃結構毎日やってたから結構強いんだよなーって…！
「ダメだよ！？先生だからね！？よく行けると思ったね！」
「…カツアゲするセンセー」
「やめてっ！？」
うぐぅ…、カツアゲする先生なんて不名誉な事言いやがって…！
うーん、人の家…ゲーム……あぁっ！
「お宝探ししていい！？」
「…良いけど」
「マジかよ」
弱みってあるのかしらこの人……！？
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じょうぎ - 楽しく読ませていただいています！更新頑張ってくたさい！ (2020年4月24日 17時) (
レス) id: 584ba0be0a (このIDを非表示/違反報告)
にわとり(作者) - 今日からちょこちょこ投稿したものの修正をして行きますので、ストーリー自体は変わりませんが、掛け合い等は変化していると思います。よろしければご覧ください…… 。 (2019年3月25日 16時) (レス) id: 3dc5cde6ef (このIDを非表示/違反報告)
にわとり(作者) - 紺１５さん» コメント有難うございます。面白いといっていただき、とても嬉しいです！なるべく早く更新していこうと思うので、よろしければご覧ください… (2018年12月18日 22時) (レス) id: 26755ac849 (このIDを非表示/違反報告)
紺１５ - 初コメ失礼します。とっても面白いです！更新がんばってください！応援してます。 (2018年12月17日 21時) (レス) id: 066ea7ef76 (このIDを非表示/違反報告)
にわとり(作者) - 幽銀さん» 是非とも拝見させて頂きます！ (2018年8月20日 10時) (レス) id: bc63f6c7e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にわとり | 作成日時：2017年12月27日 21時
