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俺はその日からAの好きな人はトントンなのか否かという疑問で頭がいっぱいになった。だってトントンが好き、ということならそれは実質俺や。まあそれでも本気で好きとかではないんやろうけど。
そこまで考えて胸の奥がなんだかざわつくから俺は仕事に集中した。でもふとしたらそのことばかり考えていて、正直頭が痛い。
「(てか好きな人おるだけでなんで俺がこんな考えなあかんねん)」
「せんぱーいレジ誤差あったんだってー？」
「(別に好きな人おってもほっとけばええやんけ…)」
「しかも発注もミスったんですよね？？」
「(……でももしトントンが好きな人じゃなかったら…)」
「……あれ？先輩！」
「うわ！！！！」
「考え事が過ぎる〜！」
ぺちん！と頬を叩かれてようやくそこにAがいることがわかった。そのことに死ぬほど驚いた俺は飛び退くようにして反応してしまった。
「もー先輩？大丈夫ですか？体調悪い？」
「…だ、大丈夫や。すまん」
「いーえ？先輩最近おかしいよ〜」
だれのせいや、誰の！
とはいえず。俺はとりあえず笑っておいた。
「先輩がおかしいとうちの部署が狂う！」
「すまん、気をつけるわ」
「本当に大丈夫かな…」
スッと手が伸びてきて俺は体を強張らせた。突然すぎて反応はそれしかできなくて、伸びてきた手は頬に当てられ、左右に強く引っ張られた。
「おらおら〜！」
「…なにひてん…」
「しっかり目を覚ませ！いつまで寝てんすか！」
「へてへんわ！」
「そうなの？」
胸がばくばくとうるさい。
ゆるゆると離れていく手がなぜか名残惜しい。
「先輩が元気ないと悲しいから元気になってね、先輩！」
この笑顔を見るとやけに胸が苦しい
あれ？
『やだ〜とんちからそんなこと言われる日が来るなんて…』
「うっさい茶化すな」
その日の夜、同じ実況仲間である鬱先生に連絡した。理由はこの胸に渦巻く症状について聞くためだ。俺はこの胸がばくばくしたり苦しかったりすることを病気ではないか？と思ったのだ。だから現医者である鬱先生に連絡した。こいつやったら詳しいやろ…
しかし病状を話すと、電話越しに嬉しそうな声に変わる大先生。
「なんかの病気やと思うねんけど、わかる？」
『うーんせやな、これは重病や…』
「は？マジかよ」
『うん。病名知りたい？』
「早よ言え」
『病名はな〜…恋の病ってところやな』
「はん？」
恋の病？？？？？
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まる。 - 予想外すぎて(笑)大笑いしてしまいました！ありがとうございました！ (2023年1月24日 12時) (
レス) @page46 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
ことこ(ドS娘)(プロフ) - 面白い作品ありがとうございますwwwwまさかのストーカー…！？wwww面白すぎますっwww (2020年11月24日 2時) (レス) id: 5e03690c33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうなんこつ - 遅れましたが完結おめでとうございます！ まさかのカミングアウト(？)すぎて10秒位固まりましたw とっっっても素敵な作品をありがとうございました！ (2019年9月24日 0時) (レス) id: 90426beaf5 (このIDを非表示/違反報告)
明浄(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます。とても素晴らしい作品をありがとうございました！！！ (2019年9月20日 0時) (レス) id: c1ca5eb15a (このIDを非表示/違反報告)
こにまる(プロフ) - 連載完結お疲れ様です！楽しく読まさせていただきました！とっても最高でした、ありがとうございます！ (2019年9月19日 22時) (レス) id: 925e5fcb5d (このIDを非表示/違反報告)
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