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階段を降りてきたのは案の定Aで、冷えピタを額にはっつけて、鼻水も出るのかティッシュを両方の鼻に詰めている。なんとも言えぬ面白…いや、すごくカオスな状況に出くわしてしまったが、俺よりAのショックを受けたらしく、俺を見た瞬間に声にならない悲鳴をこれでもかというほど叫びトイレと思わしき場所にかけこんでいった。
「なん゛でぇ！？！？な゛んで先輩おるん゛！？！？」
「見舞い……」
「兄貴ィ゛っッ゛！！！」
「はぁい？どしたん？トイレできる？一人で！」
「う゛る゛せぇ゛ッ！！！勝手に先輩入れや゛がッてッ！！！！！！」
「も〜喉ガラガラやで？早く出てきてお茶飲みや〜？」
トイレの前でAにそう呼びかけるロボロの手にはお茶ではなく手錠が握られていて正直怖い。
俺はリビングから出てトイレの方へと移動する。
「…おい、どうなってんねん…」
「ん？なにが？」
「Aとお前って…」
「え？ちょいまって？」
「エ？」
「お前なに気安く人の妹の名前呼び捨てにしてんねん？」
「アッ」
ロボロってこんなやつやっけ？と思わざる得ないレベルだった。
その後ギャーギャー騒ぐAを落ち着かせるためにロボロを離れさせようとしたが妹いるところから離れる兄がおるか！？！？とよくわからんこと言われたから殴って気絶させてズルズル引きずってAを出て来させた。
「…ずび……」
「しんどそうやな」
「しんどい゛よ…じぬ…」
「とりあえずこの……お前の兄貴…」
ロボロって言ったらあかん。ついでに俺がロボロと知り合いってばれたらなんかあかん気がする。俺はその一心で名前を呼ばないように情報を聞き出す。
……本名よりハンドネームで呼んでしまうのなんとかせなあかんな…
「殺して、いいです゛」
「いやいや、いやいや…」
「最悪です…先輩に兄貴゛見ら゛れるなんてぇ゛…」
「最悪て……」
俺の勘違いで無ければどうやらAは兄であるロボロが嫌いらしい。…今までロボロから兄妹がおる、なんて話聞いたことなかったけどな。初めて知った。でも言われてみれば名字は同じやし、顔もそれとなく似ている気がする。髪の毛の色が違うから全然気づかなかった。
その時、ガバ！！！！と地面に寝かされていたロボロが勢いよく目を覚ました。ソファに座っていた俺たちを見て、驚いた顔をした後、盛大な舌打ちをされた。
「お前…トント……！！！
「待って！？！？」
俺は慌ててロボロの口を塞ぎ、首根っこ掴んでリビングを出た。
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まる。 - 予想外すぎて(笑)大笑いしてしまいました！ありがとうございました！ (2023年1月24日 12時) (
レス) @page46 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
ことこ(ドS娘)(プロフ) - 面白い作品ありがとうございますwwwwまさかのストーカー…！？wwww面白すぎますっwww (2020年11月24日 2時) (レス) id: 5e03690c33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうなんこつ - 遅れましたが完結おめでとうございます！ まさかのカミングアウト(？)すぎて10秒位固まりましたw とっっっても素敵な作品をありがとうございました！ (2019年9月24日 0時) (レス) id: 90426beaf5 (このIDを非表示/違反報告)
明浄(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます。とても素晴らしい作品をありがとうございました！！！ (2019年9月20日 0時) (レス) id: c1ca5eb15a (このIDを非表示/違反報告)
こにまる(プロフ) - 連載完結お疲れ様です！楽しく読まさせていただきました！とっても最高でした、ありがとうございます！ (2019年9月19日 22時) (レス) id: 925e5fcb5d (このIDを非表示/違反報告)
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