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「わたし、我々だ!さんのトントンって人が大好きなんです!」

彼女は笑顔でそう言った。その笑顔に曇りなどない、本当に「トントン」が好きなのだろう。

…いや、待て。

トントンは俺や。
わかるか?トントンは、俺。
彼女はどうやら俺の声は、トントンと「似ている」ということで落ち着いたようだった。

「先輩はトントンさんは知ってますか?」
「……知らん…」
「是非動画みてください!」

知ってるなんてもんじゃない、当人や。とは言えず。動画も見るなんてもんじゃない。大先生の顔なら死ぬほど見飽きるくらい、編集もした。
休憩中、耳にタコが出来るほど我々だについて語られた。しかも、俺のことばかり


「トントンさんがほんとすきで、かっこいいんです…」
「…そうか…」
「このマイクラスキンも可愛くないですか?…ね!?」
「…せやな…」
「ていうか声がすき、最早声が生き甲斐…」
「…すごいな…」

全部、本音。すごいな…というのは本音でしかない。声が生きがいなんて言われたことは初めてや……と思いながら弁当を完食した。

「漫画もあるのでお貸ししますよ!」
「…また気が向いたら読むわ」

漫画も、持ってるんよなあ…なんて思いながら、どうやってこの状況を打破しようか頭を捻らせた。
目の前でトントンさんトントンさん。すきすきと永遠に言い続けられると流石に俺も少し恥ずかしい。

というか、彼女の顔が非常に、タイプ。


「先輩、聞いとりますか?」
「聞いとります…」
「動画みてくれますか?」
「まあ…また今度…」
「約束ですよ!」

典型的に作品を布教したがるタイプの彼女は、一昔前のオタクみたいや。俺はぐいぐいと俺のことわ語り尽くし、その日の休憩は、休憩したように感じなかった。……はあ…寧ろヒヤヒヤしたわ。いつ、バレるか…バレるのも時間の問題な気がする…そんなことを思いながら、俺は午後の彼女の指導にあたるべく、気合いを入れた。


「っし!」
「よーし!」
「っうわ!!なんで横おんねん!!!!」
「一緒に気合い入れようかと思って…」

えへへ、と笑う彼女。


「(……かおがいい…)」

自分も一昔前の、オタクやった。人のこと、全然言われへん



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ゆうなんこつ - 楽しみにさせていただいております!更新遅くてもいいので完結お願いします!! (7月29日 23時) (レス) id: 90426beaf5 (このIDを非表示/違反報告)
うめにゃん - きたぁー!楽しみにしてました!! (2月25日 22時) (レス) id: 475fee2206 (このIDを非表示/違反報告)
kyomukyomu(プロフ) - ぶふっロボロ氏がピーやったんは、夢主ちゃんが居たからだったんですね!更新お疲れ様です!ありがとうございます (2月16日 16時) (レス) id: 4a333882a2 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - 触んなエロおやじwwwロボロンゴどんまいw (1月30日 17時) (レス) id: ae136e123b (このIDを非表示/違反報告)
虚兎 - 更新待ってましたぁぁ!!!!尊い・・・。 (1月21日 19時) (レス) id: 3e5b4b26e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よこはま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月2日 1時

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