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世にはいろんな職業がある。飲食業もあれば事務業もあり、芸能だってあるし裏方だって仕事。
しかしながら。今年で28の俺は、とあるショップで細々と働く社員である。傍に趣味としてゲーム実況をあげていた。割と平和に過ごしていた毎日だったのだが、本日、今日、たった今、その平和は崩れようとしていた。

それは朝のミーティング時。
青色のエプロンを付けて、まだ地味に眠い頭を無理矢理起こしてその日のミーティング担当者が昨日の売り上げを読み上げる。うちの部署は漫画を管理しているが、漫画の売り上げはまずまずと言ったところやな、なんて思いながら、引き継ぎをメモしていく

「本日より新しいスタッフが入ります」

そうしてその引き継ぎ時に、担当者がそう言った。俺は顔を上げて、新しいスタッフとやらを確認する
黒い髪の毛のそのスタッフは女。若い、20代くらいだ

「初めまして。本日よりお世話になります!」

満面の笑みを浮かべ、元気に挨拶したその子の名前はAさんというらしい。ぺこりと頭を下げたのを見てぱちぱち…と控えめな拍手が響いた。俺も勿論、拍手する
そうして拍手に包まれ頭を上げた彼女が続けて、こう言った


「好きなものはゲーム実況…最近は○○の主役は我々だ!さんたちです!もしお好きな方がいたら是非お話ししましょう!よろしくお願いします!!」

いつか来そう、とは思っていた


「(ついにきた…)」

俺の趣味はゲーム実況。○○の主役は我々だという名義でチームを組み、動画を上げている、が。最近そこそこ見てもらえようになり、ファンと呼べる層も増えた。いつかは出会うだろうと思っていた、その層の1人。

「(どうしよう…)」

ばれたら、終わりやな

そんなことを考えた朝のミーティング。出来るだけ話しませんように…と願ったのもつかの間。上司から「新人ちゃんの指導よろしくな」と言われてしまえば俺は何も言えなかった。最悪や。渋々彼女の指導にあたるべく、ミーティング後彼女に近寄り、声をかけた。できるだけ、低い声で

「あの。A〜…さん?」
「はい!」

第一声では気づかれなかった様子。だがまだ安心するのは早い。俺は自己紹介後、自分が指導者であることを告げた。

「いやあ、先輩のようなイケメンにご指導いただけるなんて嬉しいです。ご迷惑をおかけするかと思いますが、よろしくお願い致します…」

と、挨拶。
いけるか…と思ったのもつかの間

「先輩、わたしの好きな人に声が似てますね!」



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まる。 - 予想外すぎて(笑)大笑いしてしまいました!ありがとうございました! (2023年1月24日 12時) (レス) @page46 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
ことこ(ドS娘)(プロフ) - 面白い作品ありがとうございますwwwwまさかのストーカー…!?wwww面白すぎますっwww (2020年11月24日 2時) (レス) id: 5e03690c33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうなんこつ - 遅れましたが完結おめでとうございます! まさかのカミングアウト(?)すぎて10秒位固まりましたw とっっっても素敵な作品をありがとうございました! (2019年9月24日 0時) (レス) id: 90426beaf5 (このIDを非表示/違反報告)
明浄(プロフ) - 初めまして!完結おめでとうございます。とても素晴らしい作品をありがとうございました!!! (2019年9月20日 0時) (レス) id: c1ca5eb15a (このIDを非表示/違反報告)
こにまる(プロフ) - 連載完結お疲れ様です!楽しく読まさせていただきました!とっても最高でした、ありがとうございます! (2019年9月19日 22時) (レス) id: 925e5fcb5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よこはま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月2日 1時

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