今宵のターゲットは…？【wrwrd】 (ページ3)

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彼女の名はページ3

どうも皆さん私の名前はAです

お父様に周囲に警戒しろと言われたからなんだか怖くなって人影の少ないバルコニーに行ったら…

見てしまったのです

そう！見てしまったのです！

美しい女性が男の人に殺されたところを！

初めての社交パーティなのに…
なんでこんなことに……

でも私が見てたのはバレてないよね？

バレてたら…ああ想像するだけでも鳥肌がたつ

とりあえずお友達のところへ行こう

あれ…いない

まさかまたあの男の人に…？！

ど、どうしよう
違うと思いたいけど…足がすくむよおおお

それにもし本当にあの人が殺していたとして…
次は絶対バレる自信しかない！

………

大丈夫かなあ
どうしよう…涙でそう

「大丈夫ですか？お嬢さん」

『！…………ｱ』

ut「とても辛そうな顔をされていますよ？」

この人は…あの女性を殺した！
怖い
どうしよう
いやでも震えちゃう

ut「どうしました…？何か怖いものでも見たのですか…?」

『！』

ut「びんごですね！さらに言うと殺人現場だったりしませんか？」

『あ……いや、違うの……』

ばれる
初めて死を覚悟した
今まで生きてきた中で…そう、初めて

ut「違う？何が違うんです？」

怖い
この人、特に目が怖い
光の無い、真っ暗な目

？「おい、大先生ー。なにこんなとこで油売っとんや
トントンがお怒りやで」

ut「やばっ」

『…』

ut「また、ね♡」

『え…あ…』

『はい…』