魔法がとけるKissの味

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CY「…ん？」









バサッ


CY「わぁー！！









あれ？？」









起きた時、僕がいたのは泊まっていたホテルの部屋のベッドの上。

隣にはベクがいた。









CY「夢だったんだ…」









ひどく安心した。









でも、









ジョンデの姿がないことに胸騒ぎがして仕方なかった。






ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ







僕はママ達の元へ行くとこんな会話が聞こえた。









「ニョルもベクも戻って寝るなら声かけてくれたらよかったのにねー」


「本当に心配したわ。
追いかけっこしてどこかに行くなんてね」


「でも見つかってよかったよ」









夢であったような話



でもそれよりなにより


ジョンデの名前が1度も出てこなかったことがおかしいと思った。









CY「…ｯ！！ママ！パパ！」



「ニョル？起きたのね」



CY「ジョンデは？ジョンデ！」









「ニョル…









寝ぼけているの？
誰なのジョンデって？」









この日、ジョンデが消えた。

大切な幼なじみが。






ベクは覚えていたけど、

ジョンデの写真がないと分かると
夢だと判断した。









じゃあ僕は？









JD「チャニョラー！！」








眉を八の字にして笑うアイツの顔が

忘れられない。


アイツの言動、泣き方、笑い方、歌声

忘れられないまま









僕はサラリーマンになった。




またベクも一緒に。

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