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最後の挨拶まで無事に終わって控え室に戻ると、ヘチャニはどこからか紙とペンを取り出しスラスラと書き込み、衣装さんに備品の紐を借りて器用に紙の両端へ括りつけた。
それをAの首にぶら下げて、ソファの上に正座させる。
ちなみにここまでのヘチャンはずっと無言だ。
Aもオレ達もそうで、マクが何か言おうとするのをジャニが自分の唇に人差し指を押し当てて止めている。
そうしていると一番最後にユタとジョンウがこの場へ入ってきて、叱られた犬みたいになってるAの首に掛けられた紙をすくい上げ、書かれている文字をユタが声に出して読んだ。
「なんや、これ？『私はヘチャンと他人を間違えました』……お前いつ間違えたん？」
「さっき……」
ジョンウがそれを聞いて「あらら」と呟いた。
Aの向かい側で腕を組んで真面目な顔して座るヘチャンを見ながら、小走りでオレの方に近付いてくる。
「本当に間違えたの？」と耳元で尋ねてくるから頷くと、「あーあ、可哀想に」と言って二人を眺めた。
その言葉は『間違われたヘチャン』へ宛てたものなのか、それとも『この状況に追いやられてるA』へ宛てたものなのか。
どちらかは分からないけれど、聞き返す気には到底ならない。
ユタがさほど興味も無さげにAの隣へ座り、足を組んで肘置きに身体を預け、視線を向けた先はとうとう口を開いたヘチャンだ。
「ヌナが優しいのは、僕に対して何の興味も無いからなの？」
また一層静まり返ってしまったこの控え室には、廊下から聞こえてくる音だけが響いている。
片づけを終えたメイクさんが「お疲れさま」と逃げるように外へ出てしまい、とうとうメンバーだけがこの場に取り残されてしまった。
普段なら口を挟みそうなドヨンも、リーダーとして諫める立場のテヨンも、仲裁を入れてくれるはずのジャニも、何も言わないのはヘチャニが言い出したら聞かないことをよく理解しているからだ。
そして最近、そのヘチャンがAに不満を持っていた事は、ここにいる全員に心当たりがあった。
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せの(プロフ) - みなみんずさん» こちらこそありがとうございます〜！わ〜い、そう言ってもらえるととても嬉しいです〜！！オタクライフ楽しんでいきましょうね〜〜！ (2020年12月14日 14時) (
レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます〜！本当ですか？NCTもみんな面白いのでどんどん推し増ししていきましょうね！(？)これからも頑張ります！ (2020年12月14日 14時) (レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
みなみんず(プロフ) - せのさんのお話をいつも読まさせていただいてます。私も最近NCTにハマりまして、せのさんのお話にたどり着いてからすごい勢いでハマっていきました！いつも素敵なお話ありがとうございます！これからも楽しみにしております！！ (2020年12月13日 14時) (レス) id: 9876ae2084 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - せのさんのお話読みたいが為にNCT勉強してきました！やっと最新話に追いつけて感無量です(T ^ T)NCTもほんとに素敵なグループで、出会わせてくれたせのさんに感謝です！！これからも楽しみにしてます！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: f83f7a2a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年12月10日 10時
