第九話 ページ11
「まったく･････狡い鬼だ」
「ど、どういうことですか？何か分かったんでしょうか」
不思議そうに、炭治郎が訪ねてきた。
「･･･炭治郎、善逸。こっちに来てくれ」
「？分かりましたけど。善逸、行こうか」
「うん、」
二人とも、不思議そうに首をかしげながらこちらに来る。
「じゃあまず善逸、ちょっと良いかな」
そっと、善逸の頬に手を添える。
「エッッッッッなになに何かするの？？？？？？」
「････････････････ふんっ」
ベチン。
辺りに、鈍い音が鳴り響く。
･･･その瞬間だった。
ふわりと、何かが善逸から抜き出てきた。
「さぁ、鬼のお出ましだ」
残された善逸が、その場でフラフラと倒れ込む。
「炭治郎、そのまま善逸を守ってて」
もう一度、刀を抜き、構える。
「ッ･･･お、俺は･････俺は、指示されてやっていただけなんだ、俺は･････････あの鬼に･･･あの鬼に、指示されてしただけなんだ････！本当は････人なんて、殺したくなかった、喰いたくなかった･･･」
･･･本当だろうか。
あの鬼とは･･･きっと、鬼舞辻のことだろう。
鬼舞辻無惨･･･････鬼の始祖。
我らが鬼殺隊の、憎むべき相手。
抹殺したい相手。
逆らえないのは････分かる。
･･････仕方ない。
あの技を―――使おう。
「氷の呼吸――弐の型、
スパン。
空から、美しい雪が降ってくる、
そして、その雪に溶けていくように、鬼は消えていった―――
――場面切り替え――
一片の氷心とは
氷の呼吸で唯一無二の、鬼に慈悲をかけて倒す技。
その技で倒した鬼は、空から降ってくる雪に溶けていくように消えていく。
.
ラッキーアイテム
鬼
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雷斗(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» そうなんですか？！笑ありがとうございます！私も冨岡さん大好きです！！更新頑張りますね！ (2021年4月10日 16時) (
レス) id: cdf61a855c (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - よもや！よもやだ！この作者は初めてだな！初めまして！ニックネームの通り冨岡と俺！炎柱煉獄杏寿郎が推しなんだ！とても楽しみにしているぞ！これからも心を燃やして頑張ってくれ！っと言っています。 (2021年4月10日 16時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zlrr/
作成日時：2021年4月3日 19時
