七夕のメロディ【合作】 (ページ27)

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☆チカラを合わせて…25 ページ27

深流side

わたしは短冊がないと戦えない。

その短冊は、優斗が持ってる。

……………どうしてわたしは、こういう大変な時に役に立てないんだろ…

「音泉。一斉に攻撃するぞ。」

「ああ。もちろんだ。」

会ったばっかりなのに、2人の絆すごく…強い。

〈ちょっとぉ？あなた達、何する気ぃ？何かした
ら、姫達に何かしちゃうよって言ったよねぇ？〉

わたし達はまだ捕まってるの。

可能性は1%もないかもしれない。

0.1%だけの確率でも。それでも、わたし達で絶対
掴むからっ！！

☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪
優斗side

シュッ

おれは、定規を全て投げた。

それに続いて音泉もクリップを投げる。

…たぶん、音符に念を込めてる場合じゃないと判断したんだろう。

〈いたっ…！！やっ、やめてよ…！！〉

シュルルルルルルルル…

「逃げた、のか？」

目の前にいたはずのひなた先輩がいなくなっている。

「逃げたんだよ！！優斗と湊くん、すごいっ！絶対脱出できないと思ってたのに！！！」

そうか。

「倒したわけじゃないんだよね。でも、もう出てこないと思う！！」

そうだな。

それと、

「檻、開ける。」

ガシャン

「ふはぁ。なんかずっと閉じ込められてた気がするっ！！だからすごく開放感ある～！」

ああ。

そうだな。

…………何かおれ達、忘れてないか？

何か忘れている。

そんな気がする。

すると、急に深流がハッとしたような表情になる。

どうした？

「ねぇ…今、何時？」

「「あっ」」

「気にしないふりしてたのに…。」

そうだ！

キャンプのこと、完全に忘れてた。

「なら、この音符でっ」

音泉が音符のお守りを取り出し、念を込め始めた。

☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪

由菜でっす！

学校、体育の時間何度人生終わると思ったのか…。

次っ、まれちゃんよろしくね～っ