七夕のメロディ【合作】 (ページ13)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:4,575 hit

♪絶対絶命…11 ページ13

琴音side

なに、これ。

悪い物に囲まれてる。

悪い、心に。

まるでこのまま闇に沈むよう。

あきらめちゃ、だめ。

希望を持てば光は見えてくる_________きっと！

だから、私がしないといけないことは。

闇に溺れないで湊を待ってればいい。

大丈夫。

絶対きてくれるから。

ドンッ

「いったぁ。」

落とされたんですが？

と、そうだ！深流ちゃんは？

「うぅ。あれ？ここはどこ？」

「深流ちゃん！多分ここが言ってたアジトだよ。」

「ここが______なにもないね。」

そうなんだ。

なにもない。

何もかもなくなりそうな、そんな場所。

そ、そうだ！琴っ！！

ポケットに手をいれる。

「よ、かった。」

琴はあったよ！

でも、だけどっ。

「琴爪が、ない。」

特別な琴爪でしか無理なんだよっ！！

「深流ちゃんは、なんか武器、みたいのある？」

深流ちゃんはうなずいた、けど。

「うん。棒はあるけど短冊がないの。」

多分深流ちゃんも使えない状態。

いま何か来たら終わりだよ！

その時悪寒が走った。

「悪魔…」

「悪魔？どうしたの？」

「悪い心を持った何かがいる。赤鬼とは違う何か。それもすごく強い。きっと、悪魔だよ。それもサタンとかベルゼブブとか名前のある、悪魔。」

そうだよ、絶対。

本当に絶対絶命。

赤鬼も強いみたいだし、それに悪魔もくるのに、武器がないなんてっ…

「悪魔なんているんだ。」

あっ、悪魔がいるとかは知らないんだ。

「鬼がいるからいてもそんな驚かないけど。」

まぁそうだよね。

あっ、

「深流ちゃんさっき、『願いを叶えて！短冊の術！』って言ってたけどなに？」

「あー、それは、許可取んなきゃかも。琴音ちゃんも『音色を信じて！』っていってたけどなんなの？」

アー、イッテイインデショウカネェ？

深流ちゃんが話してくれるのなら言う。

これ一生続きそうだな。

とにかく！

早く来て～っ！！

♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆

湊side←

琴音たちがつれさられた。

あのへんな←あか鬼に。

「どうするんだ？」

「いくに決まってんじゃん。」

「どうやっていくか聞いてる。」

それは、確か琴音のヘアゴムに音符が付いてた。←

「音符で。」

「はぁ？」

あー、この世界の人には伝わりませんねー。

「いいからっ。」

俺はそう言いながら、手を合わせる。手には音符型のお守り。

念じながらそーっと手を開いていく。

そこからでたものは徐々に姿を変えて、

音符になった。