ラブリルブラ Ⅱ (ページ13)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:20,654 hit

▼ ページ13

▼

そのままきょもは自分の家まで帰り俺はというといつも通り、ではなく俺は家に荷物を置いてシャワーを浴びてからAの部屋に向かった。まぁ今日は遅いからもしかしたら寝てるかもしれないけど、顔だけ見に来ただけだ。

なんて思って部屋を開けるとリビングは思ったよりも明るかった。もしかして、なんて考えているとソファで気持ちよく寝息を立てているAがいた。
流石にソファーで寝てると風邪ひくだろうし悪いけど起こすことにした。

樹「A？Aさーん？」

『………………んっ、あれ、樹？』

樹「気持ちよく寝てるところ悪いけど流石に夜遅くにソファーで寝てたら風邪ひくから起こしたわ」

『今何時？』

樹「2時半とかそんくらい」

『うわー、10時位からねてたわ』

樹「あ、結構寝てたのか……最近結構忙しそうだったもんなー」

『うん、やっといろいろ落ち着いたと思ったら実家かいろいろ荷物届いてたんだよねー』

Aがみた方向にはたしかにダンボールがあった。中身を見ると……なんだこれ。DVDをいれるボックスかなにかと、何かのお土産のようだった。

『なんかこの前両親に旅行プレゼントしたからお土産と……あ、懐かしいの入ってたよ！ほら！』

樹「え、なんでこれ？！」

『あれ言ってなかったっけ？買ってたんだよねー』

ダンボールにはバカレアとバニラボーイのDVDが入っていた。しかもBoxで丁寧に保存してある……
Aが買ってたとか知らなくて入っていることにそもそも驚いてしまった。

『この前高校時代の友達から連絡来て懐かしいなーと思って送ってもらったんだよね〜』

樹「いや、取りに帰れよ」

『それが最近打ち合わせやらなんやらで忙しすぎて帰れそうになかったからさ……』

樹「確かになんか今日も忙しそうだったけど結構大変なのか」

『なんか裏でいろいろやらなきゃ行けないことが発生してて、そこに動画編集やら配信やらだからね〜』

樹「なるほどね、なら俺の方が早い時とかはごはん用意しとくから遅い日とかあれば連絡して？」

『えええありがとうーっ！！』

そんな感謝されるようなことはしていない。
むしろAがいなきゃ、Aが居てくれたからこそ俺自身も今の仕事ができてるんだ。だから少しくらいAの力に慣れていると俺自身も嬉しいな、なんて。

▲