ラブリルブラ (ページ50)

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樹Side

今日は夕方には帰れると思っていた。だからAにも昼頃には連絡を入れて、丁度いいくらいに帰れたと思う。
帰ったらAはエプロンを着て夕飯を作ってくれていた。

『あっ樹おかえり〜もうすぐできるから座って待ってて〜』

樹「おっけ〜」

今日の晩御飯が何かまではまだ知らない。
時間が合えばAは何かしら献立を考えてくれてて、それでご飯も用意してくれる。多分逆の立場だったら俺には無理だ。尊敬する。

そもそもご飯作れなくてもAならなんとか作ってくれそうだしなぁ、なんて考えてテーブルに向かうとそこには美味しそうなエビフライと付け合せにサラダとか豚汁とか置いてる。

『ほい、用意できたし食べよ〜』

樹「めっちゃうまそう！いただきます！」

『いただきます〜』

樹「うんめ〜！Aの料理はマジで美味い！」

『なら良かった〜』

なんか安心してるけど、Aの作るごはんはママと同じくらい美味しい。そんな心配しなくてもいいのに。
エビフライとかもママに作り方聞いてたみたいで小さい頃から慣れ親しんだ味だから美味しいのもあるけど、他のサラダとか豚汁とかも美味しいんだよなぁ

『そういやTwitterみたらジェシーみたいな人写りこんでたよ』

「えっ？」

『たぶんこれそうじゃない？』

樹「うわぁ絶対そーじゃん…」

『やっぱりか〜なんかこんな服着るのジェシーじゃんって思ってたわ』

樹「今度聞いてみよ」

『流石にTwitterみて銀座かーとか思って写真見たら知ってる人写っててビックリしたわ』

樹「そらそうだろな〜」

全く想像してない話に驚いて危うく豚汁をこぼしそうになったけど……これ絶対ジェシーじゃん。
次のラジオはジェシーがいるし聞いてみよ。この服この前のYouTubeの撮影とかでも着てた気がするって考えた途端ジェシーにしか見えなくなってきた。

『そう思ってたら私もバズってた』

樹「まってどういうこと？」

『なんか今日のご飯の画像をあげたらお兄ちゃんがいらんことしてるっぽい……』

樹「へー、大輝さんなにしたの？」

『いや多分奥さんからご飯なしって言われたらしいから腹いせにしてそう』

樹「絶対違うと思うけど………」

俺の周りの人って、変なバズり方する人達ばっかりなの？

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続編出来ました！
ラブリルブラ Ⅱ