ラブリルブラ (ページ30)

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紬の言いたいこともわかる。
俺だってライブで何かうちわにあるのも応えたいと思うけど流石に全部はむりだし。

流石に全部やろうとして他がおざなりになるようなものは良くないと思ってるし。ならできる限りはしようと思ってやってるつもりだ。
……………なにか心配な事でもあるのかな

樹「うーん………俺もライブとかでの話になるけどやっぱりファンサしてとかなんかしてとか見れたやつはやるけどどうしても無理なやつは無理だから、全部はしてないんだよね」

紬「えっ、そうなんですか」

樹「そりゃ、会場にもよるところはあるけどね………？」

紬「なるほど……………」

樹「紬はなんか心配なことあんの？」

紬「えっ？」

樹「いや、流石に心配なこととかあったのかなーと
思って。」

紬「………そうっすね。今まぁ安定してきたところもあるから、昔から見てくれてる人ってやっぱりいつまで見てくれてるか分からないなと思って」

樹「そっか………」

紬「それに新規で見た人がこんなんじゃ離れるかなぁと思ったんで………せっかく見に来てくれたのに俺の事なんの印象も無いとか嫌だし面白いなと思って欲しいんで」

樹「確かにそれはそうかもしれないなー俺もバラエティで爪痕残さなきゃと思ってから回るとかあるし！」

紬「えっそうなんですか？！俺テレビ見ないんでなかなかわかってないんすけど」

樹「むしろ収録見てほしいくらい！でもそういう経験があったからこそできるようになったこともあるし、紬もあんまり気にしない方がいいと思うぜ？」

紬「そう、ですね。よしそうします」

紬がそう話すと扉の音が鳴った。
多分Aだろう。さっき夕飯の買い物してくるって言ってたし………帰ってきただけか。

『あれっもう話も終わった？』

樹「うん。それで紬は大丈夫そう？」

紬「はい。やっぱり樹さんは頼りになるなぁ……」

『えっ、ねぇ私は？！』

紬「おめぇは関係ない」

『うそっ！ひどい！！』

紬の顔もさっきの曇っていたのもどこかにさって晴れやかだ。AもAで心配そうだっけど何だかんだ嬉しそうだし。

『そういや紬ご飯食べてくでしょ〜？』

樹「そうじゃん食べていきな？」

紬「ならお言葉に甘えて………」

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