ダイスキ_149* ページ11
彼side
貴「やっぱりそうだったんだ!そんな短時間でどうしてあんなに雰囲気を変えられたのかなって思ってたけど、そっか。確かに。1番強い人を叩けば他は何もせずとも戦意喪失するもんね!だからといって、ボスをやっつけたのがまず凄いんだけど。」
どんな方法で、とは問われなかったからこれ以上詳しく話すのは今は止そう。
隠し事をするつもりじゃないけれど、僕のことを「怖い」と思って欲しくないから。
A以外には何と思われようが耐えられる。だけどAに嫌われたり怖がられたりするようなことは絶対にAの前ではしない。
Aは優しい僕だけを見ていたらいいんだよ。
そうこう話しているうちに学校に到着した。
貴「今日は何もないといいんだけどなー。でもクラスの人達は昨日奏斗が解決してくれたし、奏斗が隣にいてくれたら案外へっちゃらかも。」
彼「大丈夫。Aを1人にはしないよ。だけどトイレと更衣の時だけはちょっと心配かな?できるだけ近くに居るけれど、傍まで行けないから。」
貴「確かに……。で、でもそれくらいの短時間なら大丈夫だよ!!」
気合いを入れる仕草を見せるAを愛しいなと思いながら教室に入る。
教室の空気は………大丈夫。昨日と同じだ。僕達が入ってきたのを皆んな目で確認はしているが、何も言ってこない。
チラリと横のAに視線を落とす。
ホッとしているようだった。そりゃ緊張するよね。
朝のHRまではまだ15分ほど時間がある。
Aが1限目の準備をしようと立ち上がった時だった。
宮本「入るぞ!!浅野はいるか!!!」
宮本先生が大声で入って来るなり僕の名前を呼んだ。
宮本と言えば昨日颯翔がAを化学準備室に連れていき、僕が帰ってくるなり現れた人物だ。
あの後颯翔が宮本に何か吹き込んだのか。面倒なことになったな。しかし行かない訳にはいかないだろう。僕は渋々立ち上がった。
宮本「浅野、お前に話がある。一緒に職員室に来い。」
彼「はい。」
Aの方に目をやると、とても心配そうな顔で僕を見ていた。
クラスのやつらも僕と宮本の方を見ながら静まり返っている。
彼「(だいじょうぶ)」
声に出ない声で僕はAに呼びかける。
そして宮本先生の後ろに僕がついていき、その後ろ、自然に見える距離でAも着いてくる。
そして僕が職員室に入ると、Aはドアの前で待機した。
さて、何を咎められるのか。
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天使系殿厨ちゃん(笑) - はい!頑張ります!!イラスト本当に本当にありがとうございました!!感謝です!! (2019年11月28日 15時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 天使系殿厨ちゃん(笑)さん» わわー!!遅くなってごめんなさい!テスト…そんな時期ですか!!頑張ってください!イラストお気に召されたかわかりませんが、リクエストありがとうございました! (2019年11月28日 12時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
天使系殿厨ちゃん(笑) - わーーー!可愛すぎた!!テスト勉強で全然読めてなくて、たまたま来てみたらまさかの!イラスト最高過ぎです!!ありがとうございます! (2019年11月24日 13時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 日名無 りんさん» お待たせしました!!拙いものですが読んで頂けて嬉しいです!いつも読んでくださっているお礼になったかは分かりませんが、宜しければ今後ともお付き合いくださると嬉しいです! (2019年11月23日 21時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - うわあああ!!最&高です!ありがとうございます!ありがとうございます!!!奏斗君大好きだぁあああ! (2019年11月23日 17時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねん | 作成日時:2017年12月8日 14時