ダイスキ_107* ページ17
貴女side
私と奏斗が話していると突然学年主任の宮本先生が入ってきた。
普段はこの当たりの教室には先生も滅多に来ないはずなのに。
どうしてこのタイミングに限って……。
声が漏れてしまったのかな？だから不審に思って先生が来たのかな？
何にしろ最悪なことに変わりない。
先生が怒鳴ると何故か今度は隣に居た颯翔くんが立ち上がり、先生を連れて教室の外へ出ていった。
出て行く際颯翔くんは私達の方を振り返り、何か奏斗に向かって口を動かしていたが、私には何を伝えたのかまでは分からなかった。
先生と颯翔くんが教室を出ていくと、数秒間私と奏斗の間に沈黙が走った。
先にその沈黙を破ったのは奏斗であった。
彼｢……A。｣
名前を呼ばれる。
貴｢……ん？｣
先程まで二人が出て行ったドアの方を向いていた奏斗が、もう1度私の方を向いて、再び向かい合う体勢になった。
彼｢……颯翔に何かされていないか？｣
貴｢何か……って？例えば？｣
質問の意味があまり分からず、質問を質問で返してしまった。
彼｢例えば何か吹き込まれたとか。なにか意味深なことを言っていた、とか。ここへ来る途中、または来た後に何か変わったことがあったとか。｣
"意味深なこと"
そう問われれば、心当たりはある。
奏斗の昔のことを少し聞いてしまったからだ。
ただ、颯翔くんの言っていたことは、奏斗に言うべきではない事は私でも分かった。
貴｢う、ううん。特に何も、無かったと思う。｣
彼｢……そうか。ならいいんだけど。｣
一瞬彼は難しい顔をしたが、すぐにいつもの表情に戻った。
それにしても一体颯翔くんは何を考えてあんな行動にでたんだろう。
先生と話す……って何をだろう。
でもきっと大丈夫。彼は私を助けてくれたし、奏斗の事も先輩として慕っていた。
きっと上手く先生を交わしてくれるのかもしれない。
颯翔の本性を知らない私は、そんなことを思っていた。
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ねんどる(プロフ) - グレイス#ロッドさん» お返事たいへん遅くなり申し訳ありません！暖かいお言葉ありがとうございます！力になります！ (2017年10月28日 22時) (
レス) id: 33e71136b5 (このIDを非表示/違反報告)
グレイス#ロッド(プロフ) - 自分のペースで頑張ってください！ (2017年7月1日 12時) (レス) id: 18a0291f94 (このIDを非表示/違反報告)
ねんどる(プロフ) - グレイス#ロッドさん» コメントありがとうございます！とっても力になってます！是非これからも面白い展開を書いていけるよう頑張りますので宜しくお願いします(^-^) (2017年7月1日 12時) (レス) id: 530237087c (このIDを非表示/違反報告)
グレイス#ロッド(プロフ) - 更新頑張って下さい応援しています！ (2017年6月30日 19時) (レス) id: 18a0291f94 (このIDを非表示/違反報告)
ねんどる(プロフ) - #はなあすかさん» お返事遅くなってしまいごめんなさい！読んで下さってありがとうございます！感想まで頂けてとても嬉しいです！力になります！これからもまだ続く予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します！ (2017年6月29日 19時) (レス) id: 530237087c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねんどる | 作成日時：2017年4月23日 18時
