ダイスキ_101* ページ11
貴女side
私がショックだったのは、奏斗が怖い人だと言うことよりも、私を好きになる前に好きな人が複数人いたという事だった。
じゃあこの前言っていた事は嘘？
もう誰の何を信じたらいいのか分からないよ。
私も相当病んでるんだなって思った。
別に奏斗に昔好きな人がいたっていいじゃないか。
それは私がどうこう言える事じゃないし、何より過去の話。
今はちゃんと私を愛してくれているんだから。
なのにどうしてだろう。
奏斗に昔好きな人がいた事を認めない、許せない自分が確かにここにいる。
《奏斗は今も昔も、生まれた時から私のモノ。その子もあの男の子達と同じ目に合えばよかったのに。私以外を見ていたなんて許せない。》
《違う、そうじゃない！奏斗の人生なんだから！そんなワガママはいけない！中学で知り合ったのだから当然それ以前はお互いの存在を知らなかった。だからしょうがないじゃないか！》
私の中の二つの感情が対立し合う。
でも私の素直な気持ちは多分前者であろう。
後者はきっと自分が悪い子になりたくないが為の言い訳。
すると颯翔くんの言葉が耳に入ってきた。
颯翔｢僕に貴女を救わせてください！もうあんな目に遭ってしまう人を黙って見ているなんて、僕には耐えられません。僕が必ず！｣
そう言うと彼はどんどん距離を詰めてきた。
教室の隅の壁に背中が当たる。私はへなへなと腰を落としてしまった。
しゃがんだ私と目線を合わせるように彼もしゃがむ。
颯翔｢先輩とAさんが相思相愛なのはちゃんと分かっています。でも少しだけ考えてみてください。先輩と幸せになる為には、先輩を元の先輩に戻してからでも遅くはないのではないですか？｣
私の手を掴んで彼は訴えかけた。
その時、ガラガラガラ……と音がした。
ドアが開いた先に立っているのは……あれは。
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ねんどる(プロフ) - グレイス#ロッドさん» お返事たいへん遅くなり申し訳ありません！暖かいお言葉ありがとうございます！力になります！ (2017年10月28日 22時) (
レス) id: 33e71136b5 (このIDを非表示/違反報告)
グレイス#ロッド(プロフ) - 自分のペースで頑張ってください！ (2017年7月1日 12時) (レス) id: 18a0291f94 (このIDを非表示/違反報告)
ねんどる(プロフ) - グレイス#ロッドさん» コメントありがとうございます！とっても力になってます！是非これからも面白い展開を書いていけるよう頑張りますので宜しくお願いします(^-^) (2017年7月1日 12時) (レス) id: 530237087c (このIDを非表示/違反報告)
グレイス#ロッド(プロフ) - 更新頑張って下さい応援しています！ (2017年6月30日 19時) (レス) id: 18a0291f94 (このIDを非表示/違反報告)
ねんどる(プロフ) - #はなあすかさん» お返事遅くなってしまいごめんなさい！読んで下さってありがとうございます！感想まで頂けてとても嬉しいです！力になります！これからもまだ続く予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します！ (2017年6月29日 19時) (レス) id: 530237087c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねんどる | 作成日時：2017年4月23日 18時
