余命７日 ページ2
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『ただいまぁ〜！』
「あんまはしゃいだら余命縮むで。」
今日は、3月26日。
どうせなら最後は家で過ごしたいという彼女の願いは、きちんと医者に届き、晴れて退院。
もう下半身は全く動かないというのに、はしゃぐもんだから、君より速く俺の心臓が止まってしまう。
どうせなら、彼女が目を覚まさなくなるまでずっとひっついていたいから、動画もお休みする。
『いやぁ、1年ぶり位だね！あれ、パソコン変わってない？あー、にゃーちゃんは相変わらずっ』
猫を触りたそうに手を伸ばす。
流石にだっこさせるのは無理だから俺が猫を持ち上げて彼女の近くに持っていく。
猫を撫でる彼女は俺に見せる笑顔より可愛いもんだから少し嫉妬した。
「ほら、家ついたんだから寝とかないとあかんやん。」
『え、もっと探検したかったぁ．．．ま、レトくんと同じ空間にいれるだけでいーや。』
しょぼんとしながら嬉しいことを言ってくれる彼女は結婚して3年目だとは思えないくらい可愛く見える。
車椅子を押し、彼女をベットまで運ぶ。
彼女はを寝かせると、レトくんの匂いがする、と言って笑った。
『昔は、この部屋でいやらしいことしてたんだけどね．．．』
「そうやなあ」
くだらない昔話をして盛り上がる。
本当は、昔の話じゃなくて未来の話をしたいんだけど
贅沢だよなぁ、そんなの。
だって、彼女と一緒の世に居れるのはもう七日もない。
彼女と結婚する条件は、
死ぬまで幸せにすること、だった。
ねぇねぇ、俺の可愛いお嫁さん。
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今、幸せかな？
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Hikaru - 宮夜さん！はじめまして！この小説を読ませていただきました！とても感動しました！良かったです！これからも頑張ってください！ (2019年9月29日 17時) (
レス) id: f26b6773d3 (このIDを非表示/違反報告)
宮夜(プロフ) - 腐女子人間さん» 読者さんの好みに沿えることができるのは私も嬉しいです。更新、ありがたく頑張らせていただきます。 (2018年3月15日 21時) (レス) id: 745cc256e9 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子人間 - とても面白いです！私は死ネタが大好物なので…w更新頑張って下さい！ (2018年3月15日 20時) (レス) id: 22bd9c3c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮夜 | 作成日時：2018年3月14日 18時
