【ONE PIECE】海軍最強の女中将と

15話 ページ16

『青雉大将
昨日はすべての書類を終わらせたと黄猿大将に聞きましたけど。』

「そーなんだよ、
俺頑張ったんだからなんかご褒美ちょうだいよ。
あ、おつかれさまってことでほっぺにちゅーとｋ…」



青雉がふざけてそうAに言うと
Aは眉間に皺をよせかなりの剣幕で青雉を睨む



そのAの睨み具合に思わず青雉はふざけるのをやめ

頭を掻く



『私は青雉大将のそのおふざけに腹を立てているわけではありません。』
「え、そうなの？」
『いえ、それは嘘でした。
そのめんどくさいおふざけにも腹が立っています』
「あ、あぁ…」



Aの訂正に対して少し悲しそうにする青雉



『私が今一番、腹を立てていることは

昨日できていらっしゃったことが
今日できていらっしゃらないということです』



そう、冒頭でも言ったように昨日
青雉は書類をすべて仕上げることができたのだ


その仕事ぶりに思わずセンゴクは
こいつは青雉ではなく青雉に化けた
スパイかなにかなのではないかとまで疑ったほどだ



しかし、その仕事ぶりは黄猿がいたからである



少しでも手を休めるものならばネチネチと説教をされ

寝ようとすれば青雉の執務室が風通しがいいようにと
技を打とうとする



なんとも恐ろしい方法で
半ば脅迫されながら行ったためできたのである



一方Aは怒鳴ったり、睨んだり
耳が痛くなるようなことは言うが

一切攻撃はしてこないし
執務室もめちゃくちゃにしようとしない



なにより青雉はAに対して好意を抱いているため
ぶっちゃけなんでも許せるのである




だがその気持ちは全く持ってAには伝わっていない




そのためAは青雉が自分のことをかなり見くびっていると思っている

そう考えれば確かにだれでも腹が立つ









ドン ドン









青雉の執務室の扉を誰かが強く叩く音が響く

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