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弐-25 ページ31

まきをside

「ねぇA、私たちと一緒にお出かけに行かないか?」

あれから二週間

昨日、天元様と相談して、Aちゃんの休暇をもらった

『そうだな…ずっと稽古漬けだったし、Aを出かけに連れて行ってやったらどうだ?』


天元様は遠方の任務で今日の夜までいないらしい

女四人で遊びに行って仲を深めるのもいいかなって

「ほ、本当にいいんですか?皆さん」

「天元様もたまには息抜きしろって言ってたんだから気にするな!」

「どこに行きましょうか?!私、レストラン行きたいです〜」

「こら須磨、今日はAの行きたいところに行くって決めたでしょうが」

「せっかくだからいろんな店を回ってみない?ねぇAちゃん」

「そんな…ありがとうございます」



「うわぁぁぁ!!こんなに可愛い着物がいっぱい!!」

ということで、四人で街に来ている

Aの着物や、お洒落をするための小物を買おうという話になり、今は呉服屋に来ている

「Aちゃん!!この色とか似合うんじゃないですか?!」

須磨が鼻息を乱しながら色んな着物に目を輝かせている

「わぁ!綺麗な色ですね!」

「あら、緋色?いいわね」

「Aちゃんによく似合っているな」

「これも可愛いですねぇ!最近流行りの新橋色!」

須磨は淡い水色の着物をAに合わせた

結局あの子が一番はしゃいでるじゃないか…

「色白だから何でも似合うわね。私もその色好きよ」

「これとこれにしましょう!おばさん、この二着をください!」

「えっ!二着もなんて高いですよ…?!あのっ…」

「いいのいいの!私たちが買いたくて買うんだから、気にしないで!」

「えぇ…他の店でも既に三着買ってもらっているのに…!」


次は化粧品の店だ

化粧は雛鶴も須磨も得意だし、きっといいものが選べるだろう

私も久しぶりに買おうかなぁ…

「ちょっ、す、須磨さんっ…!!」

須磨が両腕から溢れんばかりの紅や白粉を持っている

「Aちゃんも女の子なんだから沢山お洒落しなきゃ!頬紅もこんな色なんてどう?」

「えぇっ…でも、確かに可愛い…」

Aも遠慮しているけど、楽しそう

息抜きができているなら良かった

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みやびりじゅ(プロフ) - 嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります! (2022年11月5日 22時) (レス) id: eaba6d63f6 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 面白かったです!!更新楽しみに待っています!!! (2022年11月5日 17時) (レス) @page39 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みやびりじゅ | 作成日時:2022年1月21日 21時

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