弐-17 ページ23
天元side
柱合会議が終わり、俺たちは柱同士でお喋りをしていた
「…ということで、継子をとったんだ」
継子を取ったことを柱の皆…悲鳴嶼さん、不死川、冨岡に話した
ちなみに炎柱の槇寿郎殿は相変わらず不在
もう引退したんだっけな?よく分からねぇ
「責任を持ちしっかりと面倒を見ることだ…南無」
「…」
「男の隊士かァ?」
「いや、今回は派手に優秀な女隊士だ!まだ十三だっていうのに挫けねぇ根性がある」
自慢の継子なんだぜ、と誇らしい気持ちで話す
「前の奴は逃げたっつってたなァ?」
「幼い少女が柱の稽古についていくことは簡単なことではない。些か…尊敬に値する…」
「それに伸びしろが派手にすげぇんだよ。毎日見る度に成長している。きっとすぐに階級を上げて柱になるぜ!」
「期待の新人だなァ」
「まぁな!!」
みんな俺の継子を褒めてくれて派手に嬉しいぜ
その傍らで一人、地味くせぇ顔してるやつを見つけた
「その子は俺とは違う…」
冨岡がそういった途端、ビキッと軋んだような音が鳴った
…そう、不死川の方から
「あァ?」
「…?」
場の空気が一瞬で凍てつく
この二人は犬猿の仲ってやつだ
最近までは胡蝶カナエが間に入って止めてくれてたんだが、ほんとに惜しい人を失ったな…
「まさか柱になれねぇって言いてェのかァ?他人の継子を見下してんのかテメェ…人としてどうなんだァそれはァ?」
「俺とは違うと言っただけだ…」
冨岡が言いてぇことはなんとなくわかるような気もするけど
「テメェ表出ろォ」
「何故だ」
こいつはいつも言葉が足りねぇな…地味
「帰ろ〜」
「南無阿弥陀仏…」
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みやびりじゅ(プロフ) - 嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります! (2022年11月5日 22時) (レス) id: eaba6d63f6 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 面白かったです!!更新楽しみに待っています!!! (2022年11月5日 17時) (レス) @page39 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みやびりじゅ | 作成日時:2022年1月21日 21時