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side,Hikaru。
気を失った薮から慧を離すとベッドに寝かせた。
慧はそんな薮をじーっと眺めながら、泣く。
慧「こーたは治る？」
光「……うん。治るよ。大丈夫。」
自分に言い聞かせるように大丈夫と呟くけれど、大丈夫かどうかなんてわからない。
こんな薮を初めて見たから。
慧は寝たままの薮に手を伸ばし、頬を撫でる。
慧「疲れちゃったのかな。こーた。」
光「そうかもしれないね。」
慧「こーた。しにたいって言ってたね。」
光「……。」
薮に何があったのかは知らない。
けれどきっと、薮を大きく変える何かがあったのはわかった。
ぼーっと突っ立って眺める高木。
高木も高木で何か考え込んでいるように見えた。
光「慧。薮が起きるまでここにいれる？」
慧「こーたといる。」
光「じゃあ、慧頼んだよ。高木リビング戻ろう。」
きっと慧は俺がリビングに戻ろうと言っても薮といたいという。
何故かそんな確信があった。
高木を連れてリビングに戻ると、椅子に座らせお茶を出した。
光「高木……。」
雄也「ごめん。……俺こういう時に限って、何も出来なくて。」
光「ううん。しょうがないよ。慣れることなんてないだろうから。」
何故か俺はこうしないとっていう使命感があったけど、
それは記憶がないからなのか。
雄也「……どうしてもさ、」
頭の中でなんでだろうと考えているとき、高木が話し始めた。
雄也「いつも頼りある薮くんの症状がでて、不安定になると俺全然動けなくて。
小学生の時もそうだったんだ。……何故か薮くんの時だけ……さ。」
どうしたら治るだろうって、作れもしない笑顔を浮かべようとする高木がいった。
。
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華代(プロフ) - はじめまして。 一気読みでしたが、素晴らしい作品で、感動しました。 また初めから読んでみたいと思います。本当にお疲れ様でした！ (2021年2月4日 18時) (
レス) id: d952e3b0da (このIDを非表示/違反報告)
まる - 今までお疲れ様でした！俺らシリーズ含め猫チャロさんの作品が大好きです。占ツクから離れた時期もこの作品だけは思い出しては読み返していました。完結まで書いて頂き感謝しかありません。この作品に出会えたことを幸せに思います。 (2020年8月6日 4時) (レス) id: 9463c2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
You(プロフ) - チャロちゃん居なくなってごめん。影でずっと見てたよ。今までおつかれ様でした！悠樹 (2020年2月14日 11時) (レス) id: 6822cd0dae (このIDを非表示/違反報告)
光音 - こんばんは。今お話読ませてもらいました。猫チャロさんのお話、大好きです。伊野尾さんのキャラ設定、私の中のどストライクでした。これからもまだ読んだことのない猫チャロさんの子供、読ませてもらいます。ありがとうございました。 (2020年1月27日 20時) (レス) id: df7638da7e (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 今までありがとうございました。そして、お疲れ様でした。寂しいですが、猫チャロさんの子供たちを大事に大事に読み返そうと思います。このアカウントを作って活動を始めたのは、猫チャロさんのお話を読んで感動したのがきっかけでした。人生を変えてくれてありがとう。 (2019年11月15日 1時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
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