第57夜 何気ない毎日 ページ8
長い長い廊下をただひたすらに歩く。
あれだけ沢山の人を見かけたのにも関わらず、
今は誰一人として見かけない。
これだけ見かけないと不気味だ。
そう…。
まるで…、
世界に一人、
取り残されたかのように…。
「一人ぼっちの世界か…」
「主?」
「もし…、
世界に一人ぼっちだったらどうするのかなーって」
きっと。
とてつもなく辛いだろうな…。
頼れる仲間も誰一人居なくて。
笑い合える仲間も。
悲しみを分かち合える仲間も。
「そう考えると僕って幸せ者だなぁ〜って」
ユナンに巡り逢って。
約1000年以上もの歳月をかけて、
かつての仲間に再会して。
クロに出逢って。
「主に出逢えた私も幸せです…」
こんな…、
何気ない毎日が凄く幸せなんだ…。
ふと、
人の気配と共にザワザワとした声が聞こえ、
そちらに目を移せば…。
それはまぁ、
何とも素敵な家と沢山の人が。
なるほど。
皆これを見に来てたから人を見かけなかったのか…。
うんうん。
そして、
「開けろコラァ!!」
全身魔装をしたシンドバッドさんが叫んでた。
家の周りにできたボルグを無茶苦茶に叩くシンドバッドさん。
いやいや。
マギのボルグだぞ。
しかもユナンの。
そう簡単に割れるわけないだろ。
それでも叩き続けるシンドバッドさん。
ガンガン!!
ガンガンガン!!
ガンガンガンガン!!
「うぁーーー!!
ガンガンガンガンうるさい!!!」
そして、
気づけば大声で叫んでいた。
さっきまでのザワザワ感が一気に静まる。
あら〜。
皆さんの視線を凄い感じる〜。
怖い〜。
なんてね!!
あははは!!
「どこまで能天気なんですか、主…」
そんなシトラーの声を耳に、
変な汗が僕の背中を伝ったのを感じた…。
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千年彗星 - 花臨さん» コメントありがとうございます(*^^*)進○の巨人にもそんなシーンがあるんでしょうか?よく知らないので時間の合間に読んでみようかと思います(*^^*) (2015年10月5日 0時) (レス) id: c561c3ef2a (このIDを非表示/違反報告)
花臨 - 凄く面白いです!更新を毎日楽しみにしてます! 89話「人間です」……進●の巨人ですかね(笑) (2015年10月4日 13時) (レス) id: 932ef91d5e (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星 - 紅鈴さん» コメントありがとうございます!更新率遅くてごめんなさい!!そう言ってもらえるととても嬉しいです(*^^*)頑張ります!! (2015年7月24日 21時) (レス) id: 81bd355fba (このIDを非表示/違反報告)
紅鈴(プロフ) - 千年彗星さん» いつも更新するのを待ってます!頑張って下さい!!v(*⌒0⌒)v頑張って♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: da4cbf1016 (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星 - まめもちさん» コメントありがとうございます!なかなか更新できませんが精一杯尽くします! (2015年7月19日 17時) (レス) id: 3062e15b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千年彗星 | 作成日時:2015年2月3日 23時