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第73夜 手を取り合って ページ24

ユナンに引きずられながらシンドバッドさんの所へと向かう。





「ユナン」

「なんだい?」

「僕の代わりに取り返してきてよ」

「ふざけてるの?」





いや。
別にふざけてるとかじゃなくてさ…。
なんか…。苦手なんだよね。
シンドバッドさんのこと。





「前にさ…、」

「ん?」

「前にユナン言ってたじゃん?シンドバッドさんのことが怖いって」

「そうだね」

「なんかね。分かるよ。交わした言葉も少ないし、彼の何を知ってるのって聞かれても答えられないよ?だけどさ…。なんか怖いって言うか苦手って言うか…」

「…」

「あはは!駄目だよね!人の事をよく知らないくせにそういうこと言うのは!!」

「…」

「ごめんね、ユナン。君の選んだ王候補の事悪く言っちゃって…」

「…」

「シンドバッドさんは僕なんかより優れてるし、ジンも7つ持ってるしね!僕なんかがどうこう言える資格なんて無いよね!!」







その言葉を機に謝肉祭が幕を開けた。





人々が騒ぐ中、
此処だけ切り取られたように静かに感じる。




足を止めたユナンがその事について何を話す訳でも無く、只々時間が流れていく。



空を見上げれば満天の星空で…。



あぁ。やっぱり綺麗だなぁ〜。
アルマトランの星もこんなんだったなぁ〜。



なんて、場に合わない事を思ってみたり…。




「正真正銘、君はマギだね…」


そんな中、突然呟かれた声。


「突然どうしたユナン」

「君は紛れもない本物のマギだよ…」

「異質なね…」



居るはずの無いマギ。
それは向こうの世界でも此方の世界でも変わらなくて…。



それを思う度、
自分の存在が、生きてる意味が分からなくなる。



「A。異質でも何でも、君は彼の事を怖いと言った。それはね、マギの本能だよ」



隣に座り込むユナン。
ユナンは三人のマギの一人。
僕は異質なマギ。








だが存在は違えど、







「ほら、行くよ?」

「んー」









そう言って差し出された手を取り合って、
歩んで行くことができる。

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千年彗星 - 花臨さん» コメントありがとうございます(*^^*)進○の巨人にもそんなシーンがあるんでしょうか?よく知らないので時間の合間に読んでみようかと思います(*^^*) (2015年10月5日 0時) (レス) id: c561c3ef2a (このIDを非表示/違反報告)
花臨 - 凄く面白いです!更新を毎日楽しみにしてます! 89話「人間です」……進●の巨人ですかね(笑) (2015年10月4日 13時) (レス) id: 932ef91d5e (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星 - 紅鈴さん» コメントありがとうございます!更新率遅くてごめんなさい!!そう言ってもらえるととても嬉しいです(*^^*)頑張ります!! (2015年7月24日 21時) (レス) id: 81bd355fba (このIDを非表示/違反報告)
紅鈴(プロフ) - 千年彗星さん» いつも更新するのを待ってます!頑張って下さい!!v(*⌒0⌒)v頑張って♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: da4cbf1016 (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星 - まめもちさん» コメントありがとうございます!なかなか更新できませんが精一杯尽くします! (2015年7月19日 17時) (レス) id: 3062e15b98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千年彗星 | 作成日時:2015年2月3日 23時

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