第48夜 貧乳 ページ48
目を開けると、
眩しい朝日が視界いっぱいに広がっていた。
膝の上にはクロ。
隣にはユナン。
あれから結局のところ
宿は見つける事ができず野宿した僕等。
てかさ…。
皆さん密着しすぎじゃない？
身体が凄く火照ってるよ…。
「おーい。おーきろー」
「あ！主！おはようございます！」
「おはよー」
あー。
シトラーは本当いい子！
「主が早起きなんて珍しいですね！！」
おーいそこ。
一言余計だぞ〜。
「おーきーろー」
特にユナン、お前は早く起きろ。
そして僕から離れてくれ。
邪魔だ。
あーあ。
今日は何処に行こうかなぁ〜。
レーム帝国？
それとも煌帝国？
はたまたユナンの王候補のシンドバッドさんがいるシンドリア王国？
どーしよーかなー。
なんて考え込んでいると、
「A〜」
という何とも眠たそうな声。
「ユナン。起きろ〜。
起きないと調律魔法かますぞー」
その言葉と共にユナンが目を開ける。
「朝から物騒な事言わないでよ…」
「起きないユナンが悪い」
だって〜…と言いつつ、
着替えの服に手を伸ばすユナン。
あぁ。
着替えないと…。
えーっと。
サラシを巻いて〜。
それからこの服をきて〜。
完了！！
した時だった…。
「う〜ん…」
とっくに着替えたユナンが僕を見て唸っている。
え…。
なに⁉
「やっぱり貧乳だな〜って！」
ふふふ…と何時ものように微笑むユナン。
そして服の上から僕の胸をペタペタと触る。
そう…。
ペタペタと…。
ペタペタ…。
ペタペタ…。
「やめんかーーーー！！！」
そう言ってユナンの手を叩く。
「えー。いいじゃん、貧乳なんだし。
それに前に言ったよね。どうなっても知らないよって…」
ふと大峡谷での出来事を思い出す。
僕がユナンに言いたい放題した後…。
『後でどうなっても知らないよ…？』
…。
くそ！！
恨むぞ！
過去の自分！！
「本当貧乳だね…」
「これはサラシ巻いてるから！！」
デリカシーを持て！
僕だって気にしてるんだからな！！
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千年彗星(プロフ) - 明日香の部屋さん» コメントの方ありがとうございます。私のなかで誰落ちかは決まっていますが、それは作中にて明らかにしていきたいと思っています。ので、今のところは秘密ということにしております! それも含めて楽しんでいただけると幸いです! (2018年6月24日 15時) (
レス) id: ca20c9b892 (このIDを非表示/違反報告)
明日香の部屋 - 質問です！これってユナン落ちですか？ (2018年6月23日 22時) (レス) id: 2712192e09 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみみ - 練紅夜さん» コメントありがとうございます！！これからも頑張ります！！！ (2015年3月28日 7時) (レス) id: 009baac5cd (このIDを非表示/違反報告)
練紅夜 - スッゲーーーおもしろいです！！これからも頑張って下さい！応援しています。 (2015年3月28日 0時) (レス) id: ae8005f413 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみみ - メイアさん» ありがとうございます！！ (2015年1月22日 0時) (レス) id: cae631ef11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千年彗星 | 作成日時：2014年11月18日 23時
