満員電車と彼女。 ページ2
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ガタガタと揺れる、電車の中。
俺の目線の少し下で彼女の髪が揺れていた。
『息がつまりそう』
「俺の胸に顔突っ込んでるからじゃねぇのか？」
『もっと他に言い方あったでしょ。
あと、胸じゃなくて肩だから……うぐっ』
どう見ても肩より下の胸だったが、口に出すと面倒になりそうなので止めておこう
今は通勤ラッシュの時間帯。
サラリーマンや同じ路線の雄英生達で周りは溢れかえっていた。
「……！」
『人が来たみたい…
流石にちょっと、狭いかも。なんかごめんね』
「いや、気にするな」
元々近かった距離が一気に狭まる。
自分とは違う柔軟剤の香りが、やけに気になる。それは、どこか安心する匂いだった。
それに加えて、女子特有の柔らかさ
……………………別に嫌とは言ってない
目の前で俺の心臓を早く動かしているAは、俺の彼女だ。
藤色の少し長い髪
少し色素の薄い紺色の瞳
間違いなく美人の類に入る程、整った容姿
だが、Aの1番の特徴は
『き、気分悪い？平気？』
「……このぐらい何ともねぇ」
その時、終始無言の俺にAが心配そうに声をかけた。すると、急に体を捻って横を向いた。
「？」
そして、そのままおもむろに胸に耳を密着させて
『でもさっきから心臓の音凄いよ
人多いし、私邪魔だから息しにくいんでしょ』
ある意味Aのせいだが、そうじゃない
「A、いいから黙って電車乗れ。」
『えっ……あ、うん。周りの人に迷惑だしね』
1番の特徴は、変なところで鈍かったり素直だったりする所だと思う
緑谷曰く、これは"天然"というらしい。
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猫田。(プロフ) - 爆豪いちこさん» 面白いと思って頂けて嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年3月25日 16時) (
レス) id: 89bfed9050 (このIDを非表示/違反報告)
爆豪いちこ - 私もヒロアカ書いてるけどこんな面白くかけないのですごく羨ましいです！本当に面白いし好きです、更新頑張ってください！ (2019年3月24日 12時) (レス) id: ca9b377dc3 (このIDを非表示/違反報告)
猫田。(プロフ) - 千燈篭さん» ありがとうございます！！ (2019年3月23日 12時) (レス) id: 89bfed9050 (このIDを非表示/違反報告)
千燈篭(プロフ) - すごく面白いです！頑張ってください！ (2019年3月23日 8時) (レス) id: d8fcfefed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田。 | 作成日時：2019年3月22日 21時
