11．遊戯と猫 ページ11
ツギハギの顔に長いまつ毛に縁どられた青と灰のオッドアイ。
それはまるで、雨の時の空模様のようで＿＿
ずっと見つめられていると恥ずかしくなってきて顔を背ける。
真人「ダメだよ、俺から目を離しちゃ」
A『あの、僕をからかっても面白くないよ？……ぁっ！？』
真人と目を合わせないようにしていたら、突然耳を舐められた。
ネコ科特有のザラザラした舌の刺激に情けない声が出てしまう。
A『まひ、とっ……！ほんとにそれ、ヤバいから……っ！』
真人「あはっ、やっぱりこの反応いいねぇ♪」
涙目で訴えるも余計に煽ってしまったらしく、今度は甘噛みまでしてくる。
力の入らない腕で真人を押し返すけどビクともしない。
A『あっ/// それ以上は……や、やだっ！』
真人「ん〜どうしよっかな〜？他に面白いことがあればやめたげる」
そうしてやっと耳から離れてくれた。
期待に満ちた瞳で見つめてくる真人を、涙目で見つめ返し＿＿
A『ねぇ、真人……もっと楽しいこと、しない？』
真人「いいよ。次はどんなことを教えてくれる？」
僕は耳元でそう囁き、真人をとある遊戯に誘った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
軽快なBGMの中、ゴールを知らせるファンファーレが鳴り響く。
A『はい！また僕の勝ち〜！』
真人「くそっ、絶対ズルしてんじゃん！！あそこでトゲ甲羅はおかしいって！！」
特級呪霊とはいえ真人はまだ子ども。
あの後、真人をマ〇オカートに誘った僕は5連勝し続けていた。
隣で悔しがる真人にさっきの仕返しが出来たようで、思わずほくそ笑む。
この世界に任〇堂があって助かった。
真人「……もうやーめた！」
A『わっ、コントローラー投げないでよ』
拗ねた真人がコントローラーを投げ出したから慌てて回収する。
そして、真人はというとゴロンとソファーに寝転がってしまった。
A『怒った？』
真人「……怒ってない」
クッションを抱きしめてて顔は見えないけど、泣いてはなさそう。
拗ねた時の反応が完全に子どもで可愛いな。
ふわふわな猫耳につられてつい、頭を撫でてしまう。
真人「……いつか絶対、Aに勝つから」
A『うん。また一緒にやろうね』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 砂さん» コメントありがとうございます！続編もよろしくお願いします(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (11月7日 22時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
砂 - あ、好きだこの作品…書いてくださってありがとうございますぅぅぅ、、、 (11月4日 7時) (レス) @page23 id: f5943d0623 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 名前変えたのでコメントを投稿し直しました、通知行ってたらすみません……！ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ハンカチモンスターさん» コメントありがとうございます。こちらこそ続編の方もよろしくお願いしますね！推してもらえて感謝です♡(˶> ̫ <^˵)੭ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 火鉢さん» 応援コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです！これからもこの小説をよろしくお願いしますね！(ˆ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ˆ)♡ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2022年10月5日 22時
