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「A〜？ただいま……って、あ！ちょっと」
未だ目元から溢れる花を両手で受け止めていると、この部屋の管理人であり私の面倒を見てくれているきりやんがスタスタと私の元へと駆けてくる。
「あー、ほらほらもったいない」
そう言ってきりやんは私の目元に咲いた花にかぷりと噛み付いた。そのまま両頬を手で包まれて落ちる花びらを舐めとるようにして食べられる。
彼は花生みの私とは対の存在である『花食み』という人種である。花食みは花生みの生み出す花を食して自身の糧とする者の事だ。
「んぅ………きりやん」
「ん、あま…。どうかした？」
ぺろりと口端を舐めて美味しいと花を食べるきりやんの姿に影響されたのだろう。私も欲しくてたまらない。
「私も…きりやんの、ちょうだい。ちゅーして？」
「あー…かわいい。最高」
花生みにとって花食みの体液は1番の栄養である。彼から与えられる体液がないと体の弱い私はすぐに寝込んでしまうのだ。
「ん、ぅ……あ、ふぅ」
「…ん、っ」
唇が重なったと思えばすぐにきりやんの舌が差し出される。私は口を開けて彼の舌を迎え入れた。そして彼から送られてくる唾液を受け取ると、こくりと飲み下す。それはどんな食べ物よりも美味しくて。
「…ん、きりや……もっと、」
「はいはい、お姫様」
きりやんの首の後ろに手を回してもっともっととせがむと彼は仕方ないなぁと更に深いキスを続ける。くちゅ、じゅる…という水音がだけが部屋に響いていた。
「ぷ、はぁ……っ」
「あーらら、力抜けちゃった？」
あまりに必死になりすぎたのか、終わる頃には頭が真っ白になってきりやんの方へと倒れ込んでしまった。
「もう終わり？」
「……もーちょっと」
「ふふ、いいよ。好きなだけ食べさせてあげる」
そうやって俺だけを求めていて。
なんて言葉は聞こえないまま、私は再び彼の唇に噛み付いた。
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ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2023年4月16日 20時) (
レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 最近とても更新してくれて嬉しいです！これからも頑張ってください!! (2023年4月14日 6時) (レス) id: 06d1bec9da (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» こちらが明記してなかったのですみません…。そのつもりでした。ただマフィアパロはいつか書きたいなとは思っていますのでもし時間ができれば頑張りますね。コメントありがとうございました。 (2023年2月18日 22時) (レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - ぽんこつらーめんさん» 何処かにかいていましたか!?そしたら申し訳無いです…。 (2023年2月18日 16時) (レス) id: 255513ac99 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» コメントありがとうございます。折角リクエスト頂いた所申し訳無いのですが一旦リクエストは1人1回までとさせて頂いております。申し訳ございません🙇 (2023年2月18日 15時) (レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんこつらーめん | 作成日時：2022年12月31日 20時
